クルミ油とは

クルミ油はクルミの種を原料とする油で、クルミを英語で言うとウォールナッツであることから、ウォールナッツオイルとも呼ばれます。ヨーロッパではよく使われているようですが、日本では馴染みが薄い油です。

クルミ油の特徴

クルミ油は薄い黄色でほのかにクルミの香りと味わいがあるので、料理のアクセントにもなります。植物油の中でも、乾くと固まる性質があります。また、オメガ6系の油です。オーガニックのものや、低温圧搾法で製造されている油が成分も豊富で安全も確保されていますが、酸化しやすいので使い方には注意が必要です。

クルミ油の効果、効能

●美肌に
クルミ油に含まれるリノール酸は、適量であれば皮膚の保湿に効き目があります。しかし、近代では様々な加工品に使われているため、知らず知らずのうちに摂取過多となっている場合が多いです。摂取過多が続くと、老化を促進してしまうため、摂取量には注意が必要です。また、ミリセチンという成分は抗酸化作用が強く、しみやしわを防ぐ働きをします。他にも美白効果が期待できる成分も含まれています。

●生活習慣病の予防に
クルミ油に含まれるリノール酸は、適量であれば血圧を下げる効果があります。しかし、摂取過多が続くと、逆に免疫力を弱めるなど身体に悪影響を及ぼすので気を付けるとよいでしょう。また、オレイン酸には体内の酸化や活性酵素を防ぎ、脳や身体の細胞を健康にしたり、血液をサラサラにする効果や、悪玉コレステロールを減少させることから、動脈硬化や心筋梗塞など生活習慣病の予防に期待ができます。他にもαリノレン酸には中性脂肪を減らしたり、免疫機能を整えるなどの効果があり、がんの抑制やこちらも生活習慣病の予防につながります。抗酸化作用の強いミリセチンという成分も生活習慣病の予防に役立っています。

●健康な胃腸に
クルミ油に含まれるオレイン酸には、便秘解消の効果や胃酸過多、胃潰瘍の予防に効果があります。

●集中力アップに
クルミ油に含まれるαリノレン酸には、学習能力や集中力を高めたり、記憶力の低下を防ぐ効果があります。

●精神状態の安定に
クルミ油に含まれるαリノレン酸には精神を安定させたり、うつ状態を予防したり、緩和する作用があります。

●女性の身体に
クルミ油に含まれるαリノレン酸には、女性にはうれしいPMS(月経前症候群)緩和の効果があります。

●木材の補強や防水に
クルミ油は、木材に浸透すると樹脂化し、補強や防水に役立ちます。乾燥も防ぐため、反りなどの変形を予防することもできます。伸びがよく、塗りムラができづらく、素地に独特の光沢が出ます。

クルミ油の使い方、食べ方

●料理に
サラダにドレッシングとして使うことができます。酸化しやすいため揚げ油には不向きです。

●スキンケアに
適量を肌に直接塗ると、美白効果と保湿効果を、マッサージオイルとして使うと、むくみ解消も期待できます。

●木工などの塗料に
布に油を染み込ませて木工品に直接塗り、乾燥した布で拭きます。やや乾燥に時間がかかり、2,3日必要です。口に入れても安全であるため、子どものおもちゃや調理に使う綿棒、蕎麦打ちに使う道具、釣り竿、竹製品などにも使うことができます。