食用オイルにはサラダ油やオリーブオイルをはじめ、様々な種類があります。

人の体に良い油とは何か、種類や容器、成分、製法などの違いを紹介します。

安全な食用オイルを選ぶ基準

成分で選ぶ

オリーブオイルの成分油は大きく分類すると、脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。

不飽和脂肪酸はさらに、オメガ9脂肪酸、オメガ6脂肪酸、オメガ3脂肪酸に分けられます。

この中で身体に良いとされている脂肪酸はオメガ9脂肪酸とオメガ3脂肪酸で、摂取しないほうが良いと言われているのがオメガ6脂肪酸です。

オメガ3脂肪酸はえごま油や亜麻仁油など、魚の油に、オメガ9脂肪酸はオリーブオイルやなたね油に多く含まれています。

オメガ6脂肪酸は大豆油、ごま油、コーン油、綿実油などに多く含まれています。

 

どの油も少量の摂取では問題もないですが、身体にいい油を選びたい場合はオメガ9脂肪酸やオメガ3脂肪酸が多く含まれた油を選ぶようにしましょう。

遺伝子組み換えでないものを選ぶ

遺伝子組み換え身体に良い油を選ぶ際は、遺伝子組み換えでないものを選びます。

オイルはパッケージの表示を見ただけでは、遺伝子組み換えかを使っているかはわからないですが、安価なオイルの原料は外国産のものが多く、その場合は原料が遺伝子組み換えのものである可能性が高いです。

オーガニックのものは遺伝子組み換えの原料が使用されていることがないため、遺伝子組み換え原料について不安な際はオーガニックのものを選びましょう。

容器で選ぶ

オリーブオイルの容器油を選ぶ際は、光を通さない茶色や緑色のガラス容器のものを選びましょう。

特にオリーブオイルは空気や光に触れると劣化が早くなります。

そのため、ペットボトルの容器や透明ガラスの容器に入ったものは劣化しやすくなります。

劣化すると体にもよくないため、劣化しにくい容器を選ぶことも重要です。

避けたほうが良い食用オイルとは

あまり摂取しないほうが良い、避けるべき油はトランス脂肪酸という油です。

トランス脂肪酸は植物油を生成する際の副産物として発生する脂肪酸で、マーガリン加工食品に特に多く含まれています。

マーガリンの性質からもわかるように、常温で固体、冷えても固くなりすぎず、調理には便利な部分も多くあります。

また、バターの代用品としてパンに塗ったりお菓子の材料にしたりして使われることも多いです。

しかし、トランス脂肪酸は本来人の体には不要な脂肪酸であり、病気の原因となったり体に蓄積して肥満の原因になったりと、多くの問題点が挙げられています。

油を使う際にはトランス脂肪酸が含まれたものを避けるようにしましょう。