イタリアンや洋食には欠かせないオリーブオイルですが、意外にも和食と相性も抜群なんです。スッキリとした爽やかな香りが特徴のオリーブオイルを使っていつもとはひと味違う和食を発見しましょう。

和食と油

今でこそ日本でもオリーブオイルは一般的な油として使われるようになりましたが、昔からそうだったわけではありません。パスタやピザなどの欧風料理が日本でも盛んに食べられるようになったことからオリーブオイルも多く輸入されるようになり、手に入りやすく身近になりました。
ユネスコの無形文化遺産にも登録された和食では昔から菜種油やごま油、大豆油などが使われてきました。これは日本でも手に入りやすい油であったことのほかに天ぷらや煮物など素材本来の味を楽しむ和食本来の姿に理由があったと言えそうです。
和食で油といえば炒め煮などのほかに天ぷらやカツなどがありますが天ぷらには菜種油やごま油、カツにはラードなどが多く使われています。

和食とオリーブオイル

油を使う和食の代表格、天ぷらにオリーブオイルを使えばカラッとすっきりしたオリーブオイルの香りを楽しむことのできるフリットのような風味が新鮮です。また、うす造りやかつおのたたきにオリーブオイルをかけたり、オリーブオイルとお塩を付けて食べることで和風カルパッチョが出来上がります。
このようにオリーブオイルは料理にフレッシュな香りを与えてくれます。さらにコクがあるので出汁代わりにも使え、旨味がプラスされます。ご飯を炊くときにひとさじ入れれば炊き上がりにつやが加わり、お米の甘さも引き出してくれます。オリーブオイルは和食には合わないと思って使わないのはもったいないほどです。

オリーブオイルをひとかけでアレンジ和食

オリーブオイルのおいしさを和食で最大限生かすにはそのまま料理にかけることです。お好みの量のオリーブオイルを出来上がった料理にかけるだけでフレッシュな香りが漂うアレンジ和食が出来上がります。
いつもの冷奴や納豆、おみそ汁にひとさじかけるだけでオリーブの香りが新鮮な味わいで新しい和食の魅力を発見できます。ご飯を炊く際にもひとさじのオリーブオイルを入れることでつやがあるふっくらとしたおいしいごはんが炊き上がります。
このときに気を付けたいのはなるべく新鮮なエクストラバージンオリーブオイルを使うことです。

かつおのたたきオリーブ風味の作り方

【材料】
かつお刺身用…1さく
塩…小さじ1/2
新玉ねぎ…半分
生姜(すりおろす)…小さじ2
大葉…5枚
レモン汁…大さじ1
しょうゆ…大さじ1 1/2
エクストラバージンオリーブオイル…大さじ3

【作り方】
1.新玉ねぎは薄くスライスします。大葉は千切りにします。
2.カツオは全体に塩をふって数分おいてなじまます。フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱して強火でカツオの表面をさっと焼いて取り出します。
3.冷めた2を7mmほどの厚さにスライスし、皿に並べてレモン汁、しょうが、1をのせ、しょうゆとエキストラバージンオリーブオイルを回しかけて完成です。

たたきは熱いままだと切りにくいので少し時間をおいてからスライスしてください。お好みでにんにく、万能ねぎなどで風味の変化を楽しみましょう。

簡単!オリーブオイルごはんの作り方

オリーブオイルはフライパンに敷いてにんにくを炒めたりビネガーなどと混ぜてドレッシングを使ったりと様々な使い方がありますが、オリーブオイルごはんはごはんにかけるだけでとっても簡単な料理です。
忙しい朝でも、ちょっと小腹がすいた時でも、イタリアンに合わせる主食としてもアレンジ次第でいろいろと表情を変えることができます。
オリーブオイルごごはんを作るときに使うオリーブオイルはエクストラバージンオイルがベストです。ごはんとオリーブオイルにほんの少しの調味料ととてもシンプルな料理なのでできれば良質のバージンオイルを使って風味も楽しみましょう。

【材料】
ごはん…炊きたてのものお好みで
オリーブオイル…小さじ1~大さじ1
醤油または塩…なるべくおいしいものを用意してください。

【作り方】
炊きたてのごはんにオリーブオイルをお好みでひとたらしします。味が足りない場合はお塩をひとつまみもしくはお醤油をひとたらししてかき混ぜて出来上がりです。

ポイントは炊きたての熱々のごはんを使うこと、調味料を入れすぎないことです。熱いごはんにオイルをかけるとオリーブの良い香りが漂います。好みにもよりますが少し固めのアルデンテに炊いたごはんの方がおいしいオリーブオイルごはんができます。

アレンジオリーブオイルごはん

オリーブオイルごはんは簡単にできてシンプルなおいしさが魅力です。それだけにちょい足しするもの次第でアレンジは無限大です。

たとえば塩麹をオリーブオイルごはんにいれるだけで麹の旨味と独特の甘みが口いっぱいに広がります。熱々のオリーブオイルごはんに粉チーズと挽きたての黒胡椒を挽くだけででイタリアンオリーブオイルごはんが完成します。イタリア料理とももちろん相性抜群です。

変わったところだとオリーブオイルごはんにちぎった海苔か海苔の佃煮を入れた和風ごはん。一見ミスマッチかと思えますが磯の香りとオリーブオイルは意外にも相性抜群です。

オイルおにぎりでお弁当にも

おにぎりを握るときに手に水の代わりにオイルを付けて握ります。ごま油やエゴマ油のほかにもちろんオリーブオイルでもおいしくできます。お弁当のおにぎり用に良質のオイルを使っておにぎりを握ることで便通を改善する効果や腹もちを良くする効果があります。
中の具材は梅干しやおかかなど案外和風の具材でも相性がよくできます。
いかがでしたか。オリーブオイルとごはんだけで簡単に作れるオリーブオイルごはんは食欲がないときにもとても食べやすく、オリーブオイルのおかげで腸内も整えてくれるお腹にも優しいごはんです。