最近の健康ブームで人気者となったオリーブオイルですが、その香りや味、風味はオリーブの実の品種や生産された場所などによって千差万別です。最近ではスーパーマーケットやマルシェなどでも数種類のオリーブオイルを取りそろえているところが増えてきました。また、オリーブオイルは生産から搾油、ボトリング、輸入など、私たち消費者の手に入るまでには長い工程があることから、オリーブの生産者とオリーブオイルが生産された国、また輸出された国が必ずしも同じとは限りません。オリーブの栽培から収穫、搾油まで全て一貫して一つの生産地で行われたオリーブオイルはシングルエステートと呼ばれ、その多くは品質が高いとされています。

イギリスのオリーブオイル輸入業者「ザ・マーチャント・グルメ」

現在、このイギリスの輸入業者が扱うオリーブオイルはスペイン、ギリシャ、イタリア原産の3種類のみですが、今後さらに6種類に増える予定と言われています。スペイン産のエクストラヴァージンオリーブオイルは、コルドバのピクアル種を100%使用したシングル・エステートのものです。手摘みで収穫し、圧力をかけずにシノレア機で搾油します。レモンやメロンのようなスイートな香りがして、味はマスクメロンの香が強く、少し辛みがあります。現在ある3種の中では最も高級なものとなっています。また、ギリシャ産のものはクレタ島キドニアの山あいにある家族経営のオリーブ農園のものです。これまでこの農家は地元の大規模な共同組合に自作のオイルを卸していましたが、近年、ザ・マーチャント・グルメを通して直接販売するようになりました。ギリシャ産のオイルはコロネイキ種のオリーブ100%を使用し、収穫・圧搾方法は伝統的な方法に従っています。干し草や刈り取ったばかりの草の軽い香りをもち、味わいはルッコラのような青草さがきわめて強く、苦い後味が残ります。舌にかなりの刺激が残りますが、いやな苦さではなくまろやかです。イタリア産のオイルはリグーリア州クレスピ・エ・フィリア社のものです。このオイルの割合は、40%が地元産タッジャスカ種、残りの60%がイタリアの他の産地のレッチーノ種、オリアローラ種またはフラントイオ種を搾油したものです。感じの良いさわやかなレモンの香りと、ほのかに香る青草の香り、辛みはやや控えめといえるでしょう。ザ・マーチャント・グルメはオリーブオイルだけにとどまらず、ハーブのオリーブ漬けやテーブルオリーブ、そのオリーブを使ったオリーブペースト、野菜ソースなど、様々な製品を開発、販売しています。そして、その全ての製品は徹底した品質管理により高い品質を保っています。

地中海沿岸の温暖な地方のイメージが強いオリーブとイギリスはあまり結びつかないのではないでしょうか。残念ながらイギリスの寒冷な気候では、オリーブ栽培は難しく現在イギリスでオリーブの栽培はされていません。ただ、一見、馴染みが薄いように思えるイギリスでもオリーブオイルは注目のビジネスとなっています。今後、このザ・マーチャント・グルメの商品以外にもたくさんの品質の良いエクストラヴァージンオリーブオイルがイギリスの輸入業者を通して海を渡ってくることでしょう。

ヘルシーなオリーブオイルで楽しむオイルフォンデュの作り方

チーズ、チョコレートに続いてオリーブオイルを使ったオイルフォンデュが今話題です。オイルの中でもとりわけ香りがよくヘルシーなオリーブオイルはまさにフォンデュに使うのにはぴったりなオイルなんです。手軽にできてパーティーやバーベキューでも大活躍しそうなオリーブオイルのオイルフォンデュについてご紹介します。

オイルフォンデュとは

フォンデュ「fondue」の語源は、フランス語で「溶ける・溶かす」の意の動詞「fondre」に由来しています。スイスやフランスの一部などのアルプス地方の鍋料理の一種を指します。チーズを使ったものはチーズフォンデュ、チョコレートを使ったものがチョコレートフォンデュです。ほかにブイヨンなどのスープに肉や魚介をくぐらせて食べるスープフォンデュがあります。

日本でも食べられることが多いチーズフォンデュとオイルフォンデュの大きな違いは味にあります。チーズフォンデュは野菜やバゲットなどの具材を溶かしたチーズに付けて食べるため、基本的にチーズの味を楽しみます。しかし、オイルフォンデュは具材をオイルに入れて素揚げし、そのあと好みのソースを付けて食べることで味の幅がぐっと広がります。

オイルフォンデュの健康面でのメリット

オリーブオイルを使って揚げるオイルフォンデュは健康、栄養面でメリットがあります。オリーブオイルは酸化を抑えるオレイン酸が多く含まれていて、加熱をしても酸化しにくいからだと言われています。

また、オリーブオイルは油が食材の中にまで染み込みにくいという特徴があります。このことから食材に染みた油を余計に取りすぎてしまうこともありません。

オリーブオイルで揚げるとおいしく仕上がる

オリーブオイルは素材を素早く加熱する効果もあるため、カラッとした軽い揚げ上がりになり素材の味を活かすことができるという利点もあります。

さらにくし揚げや天ぷらのように小麦粉やパン粉等の衣を使わないため余分なカロリーを取ることがなく、素材の味をギュッと凝縮して味わえます。

オイルフォンデュの作り方

【材料】
・なす
・黄色パプリカ
・じゃがいも
・アスパラ
・しいたけ
・れんこん
・むきえび
・ボイルたこ
・白身魚
・オリーブオイル…800cc
(バジルソース)
・フレッシュバジル…20g
・オリーブオイル…大さじ4
・松の実…30g
・アンチョビフィレ…2切れ
・にんにく…1かけ

(サルサソース)
・トマト…中2個
・紫たまねぎ…1/4個(新玉ねぎでも)
・青唐辛子…1本
・香菜…大さじ1~2
・ピーマン…1個
・ニンニク…1片
・ライム…果汁大さじ1
・塩…少々

1.食材は同じ大きさに切り揃えて置きます。えびや白身魚はしっかり水分を拭き取っておきます。

2.バジルソースはすべての材料をミルにかけてなめらかにします。サルサソースは湯むきしたトマトとすべての材料をみじん切りにし、調味料を入れて良く混ぜ、使うまで1時間以上冷蔵庫で味をなじませておきます。

3.オイルを小鍋に入れ、180℃程度まで温めます。保温用のキャンドルの上に移し、具材をフォンデュフォークに刺して火が通るまで揚げて出来上がりです。

使うオリーブオイルはエクストラバージンオリーブオイルでもピュアオイルでもかまいませんがエクストラバージンオリーブオイルを使う場合は170℃以上になると煙が出る性質があります。低い温度で揚げるかピュアオイルを使いましょう。