オリーブオイルの名産地、イタリアで古くから愛されるパンといえばフォカッチャです。フォカッチャは生地にオリーブオイルを練り込み、焼く前にたっぷりオリーブオイルをかけてさらにオリーブオイルを付けて食べるまさにオリーブオイルが欠かせないパンです。おいしいオリーブオイルの作り方をご紹介します。

フォカッチャとは

フォカッチャはイタリアの北部にあるジェノヴァで生まれたイタリアの郷土パンです。その歴史は古代ローマ時代にまでさかのぼるほど古くから愛されています。名前の「フォカッチャ」とは「火で焼いたもの」という意味があり、現在のピザの原型だと言われています。

生地に指で穴をあけるのは生地が中で上下はがれて大きな空洞になるのを防いだり、均一な熱さに焼くためといわれています。また、オリーブオイルが染み込むようにとの説もあるようです。まさにオリーブオイルが欠かせないパンです。シンプルなフォカッチャ生地にローズマリーやドライトマト、オリーブの実をトッピングすることで様々な風味を楽しむことができます。どれもオリーブオイルとの相性抜群です。

フォカッチャの作り方

【材料】
強力粉…200g
薄力粉…50g
ドライイースト…2.5g
砂糖…6g
塩…3g
オリーブオイル…8g
水…150g
仕上げ用オリーブオイル…適量
岩塩…適量

【作り方】
1.ボウルに粉類、ドライイースト、砂糖、塩を入れざっくりと混ぜます。塩とイーストは離して入れます。

2.水を入れて捏ねて行きます。粉類と水がある程度まとまったら生地を台に出してさらにこねていきます。体重をかけて、台に押し付けて前後に押す出すようにこねていきます。2~5分くらいで捏ね上がりです。

3.生地を少し広げてオリーブオイルを流し込み、包み込むように練りこんでいきます。オリーブオイルがなじむまでなめらかになるまでしっかりこねます。

4.こね終わったら、台に数回叩きつけます。ことを数回繰り返し、生地の表面を滑らかに整えます。

5.生地を丸めて表面を滑らかにし、薄く油脂を塗ったボウルに生地を入れてラップをして一次発酵をします。35度で40分程度を目安に生地が2倍に膨らむまで発酵させます。時間がたったら生地に指をさして戻ってこなければ発酵完了です。

6.生地をいくつかに分割してそれぞれ丸めます。しっかり絞ったふきんの上に乗せて乾燥しないようにふきんをかけ、15分程ベンチタイムを取って生地を休ませます。

7.休ませた生地を軽く手で押さえてガス抜きし、麺棒で丸くのばします。厚みは1㎝程度です。オーブン板の上に成型した生地を間隔をあけて並べてラップなどをかけて乾燥を防ぎ、35度で20~30分で2倍の大きさになるまで発酵させます。

8.発酵が終わったら指で均等に穴をあけて岩塩とオリーブオイルをかけます。180~190度に予熱をしたオーブンに生地を入れて焼きます。焼きあがったら素早くオーブンから出し、網などの上で冷まして出来上がりです。

【ポイント】

粉に材料を混ぜるときに塩とイーストを離して入れるのは塩がイーストの働きを妨げてしまうからです。逆に砂糖はイーストのエサになるので生地に加えます。

生地を丸めるときに力を込めすぎると生地が固く締まって発酵しずらくなってしまいます。やわらかい状態を保つ程度に丸めましょう。

フィンガーテストで指を生地に差し込んだときに生地がすぐに戻ってきて穴が小さくなってしまう場合は発酵が足りません。追加で発酵しましょう。

作業中は終始乾燥に注意してください。生地が乾燥すると発酵が悪くなったり成形しづらくなってしまいます。