オリーブオイルを使った料理は数多くありますがたくさんのオリーブオイルを使った料理といって思い浮かぶのはアヒ―ジョではないでしょうか。たっぷりのオイルに食材の風味が移ってパンに浸して食べることでオイルと食材両方の味を楽しむことができます。おいしいアヒ―ジョの作りかたをご紹介します。

アヒ―ジョとは

アヒージョ(ahijo, ajillo)とはスペインのバルで楽しむことができるタパスの一種です。タパスは11時からお昼のあいだの間食や夕方以降のお酒のつまみとして提供される小皿料理でたくさんの種類をつまみながらお酒を味わうことができます。

小さな陶器の鍋にたっぷり入ったオリーブオイルにニンニクや鷹の爪で風味を付けてえびやいか、会などの魚介や肉、野菜などの具材をじっくり煮込みます。具材を楽しむのはもちろん、具材の旨味と香りが溶け出したオイルをバケットに浸して味わいます。

オイルはパスタのソースにして最後まで味わうことができます。

アヒ―ジョの魅力

アヒ―ジョはどんな食材を使ってもおいしく作ることができます。えびやイカなどの海鮮はエキスが溶け出し海産物特有の塩分も良い調味料となります。マッシュルームやエリンギなどのきのこ類はグアニル酸などのうま味成分がたくさん含まれているのでオイルに香りが溶け込み最後まで味わうことができます。

加熱するとパサつきがちな鶏肉もオイルで煮込むアヒ―ジョならしっとりジューシーに仕上がり、味もぐっとアップします。

このようにアヒ―ジョはオイルをたっぷり使うことで食材の旨味や香りを移す性質を持ち、その香りをしっかりと閉じ込め、逆に食材の中にもオイルが染みてジューシーに仕上がるオリーブオイルが主役のお料理だということが分かります。

えびとマッシュルームのアヒ―ジョの作り方

【材料】
えび(殻つき・ブラックタイガーなど)…10尾
マッシュルーム…8個
にんにくのみじん切り…1かけ分
赤唐辛子の小口切り…2本分
イタリアンパセリ…適量
バゲットの薄切り…適量


オリーブオイル
粗びき黒こしょう

イタリアンパセリ
バケット

【作り方】

1.えびは殻をむいて背に切り込みを入れて包丁の背で背わたを取り除きます。ボールに入れて塩小さじ1、酒大さじ2を加えて手でかるくもみ込み、水でさっと流して水分を拭き取ります。マッシュルームは、ペーパータオルで表面の汚れを拭いて石づきを切ってから半分に切ります。

2.小さめのフライパンか小鍋にたっぷりのオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で熱し、にんにくが色づいてきたら、赤唐辛子、えびを加えます。中火にして1~2分たったらえびを裏返し、マッシュルームも入れて1~2分炒め煮にします。仕上げに、塩を加えてさっと炒め、器に盛って完成です。イタリアンパセリと粗びき黒こしょう適宜を散らすと彩りがよくなります。

【ポイント】

えびは背わたが残ったままだと舌触りが悪くなって臭みも残ってしまうので取り除きましょう。ニンニクと赤唐辛子は焦げると苦みの原因になります。マッシュルームなどのきのこ類は洗うと傷んでしまうのでキッチンペーパーで土などの汚れをふき取るだけで充分です。