どの料理を作る時もオイルは同じものを使っているという人も多いかもしれません。

でも、食用オイルにはそれぞれの特徴がありますから、作る料理によってオイルを変えることによって、いつもの料理がワンランクアップするだけではなく、オイルに含まれ得る栄養も余すところなく取り入れることはできます。

そこで、美容と健康にとても効果があると言われる食用オイルの使い方のヒントを紹介します。

こめ油

こめ油は、玄米を生成する時に出る米ぬかから抽出されたオイルで、ビタミンE、rオリザノール、植物ステロール、オレイン酸、そしてビタミンEの40倍もの抗酸化力があるという、スーパービタミンEが含まれるアンチエイジングのオイルともいえます。

また、こめ油は酸化しにくく熱にも強く、しかもクセのないオイルなので、ほぼオールマイティに使用できます。

米油を使った揚げ物はサクサクとした触感で油切れもよく、炒め物やサラダはもちろん、炊飯の時に、コメ2合に対して小さじ1杯のこめ油を入れて炊くと、ふっくらとつやのあるご飯になります。

オリーブオイル

独特の風味があり、爽やかなオリーブグリーンのエクストラバージンオリーブオイルは、悪玉コレステロールを減少させるオレイン酸や、鉄分、ベータカロテン、ポリフェノール、カルシウム、ビタミンEなどの豊富な抗酸化成分を含み、地中海式ダイエットには欠かせないオイルです。

豊富に含む抗酸化成分のおかげで酸化しにくく、熱にも強いオイルで、揚げ物、パスタ料理、スペイン料理のアヒージョなど温かい料理はもちろんですが、生で使うとさらに香りや風味、さらりとした口当たりが楽しめます。

オリーブオイルの一大産地であるスペインのアンダルシア地方では、朝食のトーストにはバターよりもエクストラバージンオリーブオイルをかけて食べるのが一般的ですし、北部のガリシア地方では、ゆでだこのぶつ切りにエクストラバージンオリーブオイル、パプリカパウダー、粗塩であえた料理が名物です。

えごま油、亜麻仁油

えごま油と亜麻仁油は、オメガ3脂肪酸系の代表的なオイルで、からだの中でDHAやEPAに変化して悪玉コレステロールを減少させてくれるオイルですが、熱にとても弱いので加熱料理には向きません。

癖が少ないオイルですから、生でサラダのドレッシングに、お豆腐や納豆、ヨーグルトなどにかけたり、魚系オイルと同じオメガ3脂肪酸なので、白身魚やタコなどのカルパッチョにも最適です。

ピーナッツオイル

悪玉コレステロールを減少させる効果のあるオレイン酸を70%近くも含み、さらにアンチエイジングに有効なビタミンEやポリフェノールといった抗酸化物質も豊富に含むピーナッツオイルは、熱に強いオイルです。

臨界温度が220℃なので揚げ物にも安心して使えますが、ブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜を炒めると、ピーナッツオイルの香りが立つだけでなく、ビタミンEが緑黄色野菜のビタミンAの吸収を高めます。

ココナッツオイル

体内で脂肪として蓄積されることなくエネルギーに分解され退社を高めてくれる中鎖脂肪酸が60%以上含まれているココナッツオイルは、温度が20℃以下になると固まる性質がありますから、バターの代わりに使って、お菓子作りに最適です。

いつものチキンカレーにココナッツオイルを使えば、タイ風に変身しますし、野菜やシーフードを炒めるとコクが出ます。

また、トーストに塗ったり、コーヒーフレッシュの代わりにコーヒーに入れたりと、幅広く使えます。