数ある健康オイルの中でも、亜麻仁油が注目されているのはなぜでしょうか。

そこで、どのような特徴と健康効果が亜麻仁油にあるのか見ていきます。

亜麻仁油とは

亜麻仁油は、亜麻という植物の種子から低温圧搾法で抽出されたオイルで、世界の消費量の約50%がカナダで生産されています。

亜麻仁油の特徴

亜麻仁油に含まれるαリノレン酸はオメガ3系脂肪酸で、αリノレン酸は体内で青魚などに含まれる成分DHAとEPAに変化しますが、亜麻仁油のオメガ3脂肪酸は消化吸収力が高いので、効率よく摂取できます。

また亜麻仁油には、リグナンというエストロゲンの作用がある成分が含まれています。

エストロゲンは、多すぎると乳がんや子宮内膜の病気になりやすく、少ないと骨粗しょう症や心臓疾患のリスクがあると言われますが、リグナンはエストロゲンを調整する働きをします。

また亜麻仁油の特徴として、とても酸化に弱いということが挙げられます。

亜麻仁油の健康効果

亜麻仁油の健康効果は多岐にわたります。

アトピーや花粉症対策

現代人の食生活では、外食や加工食品などによりリノール酸はを取りすぎている傾向があり、それがアトピーや花粉症の原因になる場合がありますが、亜麻仁油に含まれるオメガ3脂肪酸は、アトピーや花粉症を予防する効果があります。

認知症の予防に効果

体内でオメガ3脂肪酸が変化したDHAは、脳の働きに関わる大事な成分で、認知症の予防に効果があると言われています。

血中コレステロールの低下

亜麻仁油に含まれているオメガ3脂肪酸は、血中コレステロールをを下げて、動脈硬化や心臓疾患、脳梗塞などのリスクを減少させる働きがあります。

がんの予防

オメガ3脂肪酸は、がん細胞の成長を妨げる作用があり、特に乳がんや肺がん、前立腺がんに効果があると言われています。

生理痛の緩和

生理痛の原因の一つは、プロスタグランジンという女性ホルモンの過剰分泌によるものですが、亜麻仁油に含まれるエストロゲンがプロスタグランジンの過剰分泌を抑えます。

糖尿病の予防

不飽和脂肪酸は、体内で脂肪として蓄積されにくく、血糖値の上昇を抑える働きがあり、糖尿病の予防や治療に役に立ちます。

亜麻仁油の美容効果

亜麻仁油に含まれるリグナンには抗酸化作用もあり、加齢による女性ホルモンの減少が原因で起こる肌の老化に働きかけます。

また、不飽和脂肪酸が内臓脂肪を減少させる働きがありますから、ダイエットにも効果が期待できます。

亜麻仁油の使い方

料理に使用する場合、亜麻仁油はとても酸化に弱いので、栄養を効率よく摂取するためには加熱料理には向きません。

加熱料理の仕上げに使うことはできますが、できれば生でサラダや豆腐、納豆にかけたり、魚のマリネやカルパッチョなどに使用すると効果的です。

また、健康維持に、一日小さじ半分の亜麻仁油を飲むという方法もあります。

亜麻仁油の注意点

亜麻仁油はとても酸化に弱いので、保存するときは、必ず高温多湿を避け、冷暗所で密閉した状態で保存し、開封後は出来るだけ早く使い切りましょう。

また、亜麻仁油を選ぶときには、溶剤抽出や高温精製されたものは避け、安全で栄養価の高い、低温圧搾法で抽出された亜麻仁油を選んで下さい。