普段何気なく使っているサラダオイルですが、植物油であればどれでもサラダオイルと呼べるわけではありません。

サラダオイルとして店頭に並んでいる食用オイルは、幾つかの基準をクリアして製造されたものだけです。

サラダオイルとは

サラダオイルは日本独特の食用オイルで、大正3年に初めて販売されました。

サラダオイルという名前は、当時ヨーロッパでは生野菜に塩と酢とオイルをかけて食べる習慣があり、日本でもその習慣を広めようということで、サラダオイルと名前が付けられたそうです。

サラダオイルの特徴

サラダオイルと呼ぶことができるオイルを製造するためには、日本農林規格(JAS)によって定められている基準をクリアしなければなりません。

JASの基準を満たした原料を用い、JASの認定工場で高精製されたオイルを長期間冷蔵し、固まった成分を取り除いてからでないと出荷することができません。

また、オイルが0℃の温度で5.5時間以上濁りがなく、透き通っていることが義務付けられています。

サラダオイルの種類

サラダオイルと呼ぶことのできる植物オイルは、全部で9種類です。

菜種油

セイヨウアブラナの種子から抽出された、酸化しにくく過熱に向いているオイルです。

キャノーラ油は、セイヨウアブラナを品種改良したキャノーラ種から抽出されたオイルです。

コーン油

酸化や熱に強いので、揚げ物、炒め物からサラダまで幅広く使用されます。

大豆油

大豆は、オイルの原材料としては最もポピュラーですが、精製後も独特のにおいが消えないため、他のオイルとブレンドされることが多いオイルです。

米油

豊富なビタミン類が含まれていて、特にビタミンEによる抗酸化作用を持ち、軽くサラッとした感触で、どんな料理にも合わせやすいオイルです。

ひまわり(サンフラワー)オイル

キク科のひまわりの種子から抽出されたオイルで、高オレイン酸(ハイオレック)タイプと高リノール酸タイプの2種類があり、味がほとんどないので、どんな料理に使っても素材の味を壊しません。

綿実油

豊かなこくとうま味が特徴で、サラダオイルの王様とも呼ばれ、高価ですが料理の仕上がりををワンランクアップしてくれるオイルです。

サフラワー(紅花)オイル

ひまわり油と同じく、高オレイン酸タイプと高リノール酸タイプがあり、ビタミンEが豊富に含まれ、熱にも強いオイルです。

ごま油

通常のごま油は、ゴマを焙煎して抽出したもので、香ばしい香りがあり色も茶色ですが、サラダオイルとしてのごま油は、焙煎していないごまから抽出し精製されるので、香りや味はマイルドで色もなく、透き通っているのが特徴です。

『太白油』とも呼ばれ、熱に強く、幅広い料理に使用できます。

グレープシードオイル

グレープシードオイルは、ワイン用のブドウを絞った後の種から抽出されたオイルです。

必須脂肪酸のリノール酸が約70%含まれており、食用だけでなく、サラッとした使い心地から、ボディーマッサージ用のキャリアオイルとしても使われます。

サラダオイルを上手に食生活に取り入れる

ほとんどのサラダオイルは、どこのスーパーマーケットでも購入できる身近なオイルで、紹介した9種類の内どれかを毎日料理に使っている人も多いはずですが、健康に良くても、食用オイルはすべて高カロリーですから、取りすぎに注意をしながら上手に食生活に取り入れましう。