サラダ油とは

サラダ油とは精製した植物油の総称で、日本農林規格によってサフラワー(紅花)、ぶどう(グレープシード)、大豆、ひまわり、とうもろこし、綿実、ごま、菜種、米の9つの植物から採れる油をサラダ油と決めています。これら単品の植物の油を指す場合と、数種調合された油を指す場合とがあります。サラダ油は、何度も精製されて不純物が取り除かれており、色度や冷却安定性の基準をクリアしている油です。日本では、ヨーロッパ人の食生活をヒントに、サラダにかけることを目的に大正時代に作られた油で、低い温度でも固まることがないのが特徴です。

サラダ油の原料の種類

●サフラワー油とは
ビタミンE、オレイン酸を多く含み、熱に強く、揚げ物がカラリと揚がります。リノール酸を多く含むハイリノール種と、品種改良され、オレイン酸を多く含むようになったハイオレイック種がありますが、健康を思うならオレイン種を確実に選ぶことをおすすめします。

●グレープシードオイルとは
さらりと軽い風味で、リノール酸が豊富なため加熱には向きません。

●大豆油とは
大豆油に含まれるリノール酸には悪玉コレステロール値を下げる効果がありますが、加熱すると急速に酸化します。あっさりと軽く、癖のない油です。ドレッシングや炒め物はもちろん、製菓や製パンにも使えます。また、一般的なサラダ油は、大豆油と菜種油の混合油が多いです。

●ひまわり油とは
ビタミンEとオレイン酸を多く含み、抗酸化作用が期待できます。揚げ物や炒め物、ドレッシング等、様々な料理に使うことができます。サフラワー油同様、ハイリノール種とハイオレイック種がありますが、オレイン種を選ぶことをおすすめします。

●コーン油とは
癖がなく、酸化安定がよいため、揚げ物や炒め物、サラダなど何にでも使えます。

●綿実油とは
豊かなコクとまろやかなうま味があり、高級料亭などでも使われます。様々な料理の仕上がりに向いています。

●ごま油とは
リグナンという酸化成分を含み、酸化しにくい油です。ごまの風味を楽しむことができ、サラダや炒め物はもちろん、料理の仕上げに使えます。

●菜種油とは
オレイン酸が豊富で熱に強く、酸化しにくいため、高温での調理にも向いており、揚げ物に使うことができます。また、キャノーラ油は菜種油の一種です。

●こめ油とは
ビタミンEの抗酸化作用が期待でき、オレイン酸とリノール酸がバランスよく配合されています。γ-オリザノール、トコトリエノールなど健康的な栄養素を含み、さらりとした風味で、どんな料理にも使えます。

サラダ油の選び方

油の製造は、ヘキサン等の薬剤を使った溶剤抽出法と、昔ながらの圧搾法の2つの方法があります。溶剤抽出法は、油を採った後に熱をかけ、薬剤を飛ばす処置をしていますが、この高温処理により、トランス脂肪酸とよばれる不飽和脂肪酸が生成されます。このトランス脂肪酸を摂取し過ぎると、血液中の善玉コレステロールを減らしたり、悪玉コレステロールを増やしてしまうなど健康を害する危険があります。溶剤抽出法で効率よく作られた油は安価ではありますが、安全性に疑問が残るため、多少値段が高くても低温圧搾法で作られた油を選ぶことをおすすめします。しかし、大豆油や綿実油などは原料が遺伝子組み換えされているものかどうかはわからず、不安が残ります。