地中海地方ではオリーブは薬のように健康に欠かせない存在として使用されています。ダイエットで注目されていた地中海式食事法にも毎日摂取する項目にオリーブオイルが表示されています。このように健康維持に有効とされているオリーブオイルの効能について見ていきましょう。

悪玉コレステロールの低下

オリーブオイルの主成分のオレイン酸は全体の70%ほどを占めています。このオレイン酸は他の油にの主成分のリノール酸やリノレン酸に比べ、高い抗酸化作用があります。この抗酸化作用により、悪玉コレステロールが作られるのに必要な過酸化脂質の生成を抑えてくれます。これにより、善玉コレステロールを減らすことなく、悪玉コレステロールのみを減少させることができます。

カルシウムや鉄の吸収促進

オリーブオイルのシトステロールという成分は小腸からカルシウムやマグネシウム、鉄などの身体に必要な栄養素の吸収を助ける働きがあります。また、食事中のコレステロールが小腸から吸収されるのを抑制する働きもあります。

脳の老化防止

地中海地方ではアルツハイマーの発症が少ないという報告があります。これはオリーブオイルに含まれているオレイン酸や、フェノール類のオレオカンタールという成分によるものです。アルツハイマーはアミロイドβというタンパク質の蓄積によって起きるのですが、オレオカンタールはこのアミロイドβを取り除くのに必要なたんぱく質と酵素の生成を促す作用があります。また、オレイン酸は神経の伝達をスムーズにしてくれる働きがあるんので、アルツハイマーの予防に効果的なのです。

肌に嬉しい効能

人の皮質の脂肪酸の40%はオレイン酸が占めています。そのオレイン酸を70%以上も含んでいるオリーブオイルは肌に馴染みやすい性質があります。そのため、肌の乾燥を防ぎ、スクワランとともに保湿効果があります。

オリーブオイルにはフェノール類も多く含まれており、このフェノール類のポイフェノールにはビタミンCの10倍もの抗酸化作用があり、シミやそばかすなどの原因となるメラニンの生成を抑え、コラーゲンの生成を促します。

また、オリーブオイルに含まれているビタミンA、ビタミンEは肌を保護し、ハリと弾力を与えてくれます。その他、パルミチン酸やステアリン酸も含まれており、美肌の効果があります。

髪に嬉しい効能

オリーブオイルを髪に直接使用することによって、オレイン酸が髪に浸透して痛みやパサつきを抑えてくれます。また、ビタミンEの抗酸化力で、白髪の原因の一因である活性酸素を抑え、毛細血管を広げることによって、血行をよくして抜け毛予防にもなります。

ダイエットへの効能

オリーブオイルのオレイン酸は脳の視床下部に作用して満腹感を感じされせる満腹中枢を刺激します。そうすると、いつもの食事量よりも少ない量で満腹感を感じ、無理なく食事量を減らせることができます。また、オレイン酸は小腸での中性脂肪の吸収を抑制してくれるので余計な脂肪分の吸収も抑えることが出来ます。

適量で上手に使いましょう

何事にもやりすぎは禁物です。オリーブオイルの摂りすぎや、肌や髪への使い過ぎはよくありません。適量を守って使用しましょう。