オリーブオイルとは

オリーブオイルとは、オリーブを圧搾して精製される油です。紀元前から精製、使用されていたとされ、聖書にも出てくるなど、宗教的な使い方をされていたこともあります。主に地中海に面した地域で好んで使われており、消費量世界一を誇るのはギリシャで、日常使いされています。イタリアなどでは毎年オリーブの収穫時期に、絞りたてのオリーブオイルを楽しみ祝う習慣があります。日本では明治後期から生産されており、香川県小豆島が有名な生産地として挙げられます。食用のほか、化粧品や薬品、石けんなどの原料としても用いられています。種類も様々あり、果汁から遠心分離などによって直接得られた油をヴァージン・オイル、その中でも果汁としての香りがよく、品質のとても高いものを特にエクストラ・ヴァージン・オイルと呼びます。ピュアオリーブオイルと呼ばれるものは、エクストラ・ヴァージン・オイルのように品質がとても高いものではないので注意が必要です。

オリーブオイルの特徴

味や香り、風味は製造会社やブランドにより異なります。また、酸化されにくいオレイン酸を多く含むため、他の食用の油脂に比べて常温で固まりにくい性質あがります。紫外線により劣化するため、冷暗所で保存するとよいです。色により品質の違いはなく、オリーブの実の品種や収穫時期などの違いによります。濃い緑色のオイルは若い実から絞ったものです。

オリーブオイルの効果、効能

●生活習慣病の予防に

特にエクストラ・バージン・オイルに含まれるオレオカンタールには、抗炎症作用があります。長期間、少量摂取することで、心臓病の予防になっている可能性があると言われています。また、血小板の凝血作用を抑制する働きにより動脈硬化の予防にもなります。さらには、カルシウムなどミネラルの吸収を高める働きもあり、骨粗鬆症の予防にもなります。

●便秘解消に

オリーブオイルに含まれるオレイン酸は小腸などで消化吸収されにくく、小腸を刺激し、腸内活動を活発にし排便を促す効果があります。しかし、体質によっては、オリーブオイルの摂取によって下痢を起こす場合もあるので、様子を見ながら摂取してください。

●乳がん予防に

オリーブオイルに含まれる各種フェノールが乳がん細胞を全滅させるという研究結果や乳がんの発症リスクが下がるという噂があります。

●美容に

オリーブオイルに含まれるオレイン酸は抗酸化作用が高く、硬くなった肌を柔らかくする効果があります。また、オリーブオイルに含まれるビタミンCとビタミンEが白髪の主な原因となる活性酸素の働きを抑えると言われています。

●記憶力アップに

オリーブオイルに含まれるオレオイルエタノールアミドという物質が脳内の記憶の移行経路を強化するそうです。

オリーブオイルの使い方、食べ方

●直接飲む

オリーブオイルを飲む場合には、エクストラ・ヴァージン・オイルを選び、加熱をせず、1日スプーン2杯までと少量に抑えます。お味噌汁に入れてもよいです。

●食用として

オリーブオイルにはオレイン酸が多く含まれ、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを維持する働きがあり、天ぷらや炒め物など加熱調理に使うこともできます。ただし、エキストラ・ヴァージン・オリーブオイルに含まれるトコフェロールやフェノール酸という成分は加熱により失われやすいため、ドレッシングに使うこともおすすめです。地中海の地域では、バター変わりにパンや野菜につけたり、パスタソース、アヒージョ、マリネなどにも使われます。また、ご飯を炊く時に数滴入れるとふっくらと炊き上がり、ツヤが出るとも言われています。

●化粧品として

ヘアケアやスキンケア、マッサージに使えます。具体的には石けんの材料や、美容液、顔に直接塗布してクレンジングとしても使うこともできます。

●工業用として

塗料や食品加工機械の潤滑油などに使われます。

●木工製品に

木工製品の表面保護にも使うことができ、ツヤが出て、汚れをはじく効果もあります。