キャノーラ油とは

キャノーラ油は菜種を品種改良してできたキャノーラというアブラナ科の植物を原料に精製された油のことを言い、菜種油とは別物です。1970年代に15年もの研究機関を経て、カナダで生まれました。元々キャノーラ油はろうそくや石けん、潤滑油などに使われる工業用に使用されていましたが、安価で加工もしやすいことから、食用の研究がすすめられました。その結果、従来の菜種油に含まれていたエルカ酸やグルコシノレートという健康に悪影響があるとされた成分の含有量を減少することに成功しています。それまでアメリカでは菜種油の食用はその危険性と長年潤滑油として使われていたために受け入れられず禁止されていましたが、キャノーラ油で安全性が確保されたためか、1985年、菜種油の食用を許可しています。今ではキャノーラ油は日本で消費量1位の油となっています。また、キャノーラ油はサラダ油の一種です。

キャノーラ油の特徴

安価でスーパーなどでも取り扱いが多く手軽に手に入ります。味や香りに大きな特徴がないため、様々な料理に使うことができます。効率的な生産方法が採られており、精製には石油系の溶剤が使われています。また、摂りすぎると炎症やアレルギーなどの原因となるリノール酸が他の油と比べて少なくなっていますが、少ないながらも過剰摂取によってはアルツハイマーなどの発症につながることが研究で報告されています。他にもキャノーラ油に含まれるトランス脂肪酸は狭心症や心筋梗塞など生活習慣病の発症率を高めることが、こちらも研究から明らかになっています。そして、キャノーラ油の原料であるキャノーラは9割方カナダで生産されており、遺伝子が組み換えされた品種が原材料に使われている可能性が高く、その安全性を確保することは極めて難しい油です。遺伝子組み換えされた食品には、発がん作用があったり、寿命を縮めるという調査結果もあります。キャノーラ油の中では、原料が外国産のものや、精製が外国で行われているものを使用しない方が安全性は高そうです。

キャノーラ油の効果、効能

●コレステロール値減少に
キャノーラ油に含まれるリノール酸は、少量であればコレステロール値の減少に役立ちます。摂取量に気を付けて摂取してください。

●血液をさらさらに
キャノーラ油に含まれるオレイン酸は、動脈硬化の原因となる血中の悪玉コレステロール値を下げつつ、善玉コレステロールは減らさずに保つ働きがあるため、血液をさらさらにすると考えられています。こちらも摂取量には十分に気を付ける必要があります。

●記憶力アップに
キャノーラ油に豊富に含まれるオメガ3脂肪酸は体内の様々な細胞膜の材料となり、免疫力や記憶力を上昇させるといわれています。

キャノーラ油の使い方、食べ方

●炒めものや揚げ油に
揚げ物がからりと揚がります。しかし、最近では酸化しにくさをうりとした商品も販売されていはいますが、150度以上の高温に加熱するとトランス脂肪酸やアルツハイマー、うつを発症させる神経毒、がんの発症リスクを高める活性酸素が発生するため、注意が必要です。

●ドレッシングに
そのままサラダにかけて食べることができます。

●焼き菓子に
さっくりとした軽い仕上がりになります。