製造方法による選び方

油の製造方法には、大きく分けて溶剤抽出法と圧搾法(高温・低温)があります。溶剤抽出法は薬品を作ることもあり、安全性がわからないことと、溶剤抽出法と高温圧搾法は植物本来が持っている栄養成分が失われてしまう可能性が多分にあります。そのため、やや高価にはなってしまいますが、コールドプレスとも言われる低温圧搾法で製造された油が一番栄養成分がきちんと含まれている油と言えます。

オメガ3系脂肪酸に分類される食用油

●えごま油の用途
熱に弱く酸化しやすいため、ドレッシングや料理の仕上げにふりかけるとよいでしょう。

●亜麻仁油の用途
熱に弱いため、サラダのドレッシングやジュースに入れるなど、生のままで摂取することをおすすめします。

●グリーンナッツオイルの用途
オメガ3系脂肪酸を持つ油の中では珍しく常温で保存が可能で、短時間なら炒め油としても使うことができます。

オメガ6系脂肪酸に分類される食用油

●ごま油の用途
中華料理や韓国料理でよく使われ、炒め油や揚げ油など加熱調理でも使用できますが、風味を楽しむならドレッシングとして使ったり、お料理の仕上げにかけるのがおすすめです。生絞ごま油は製菓にも使われます。また、髪や肌にも使うことができます。

●サラダ油の用途
サラダ油とは原材料がキャノーラ、ぶどう、とうもろこし、ごま、ひまわりの種、こめ、紅花、綿実、大豆のいずれかを使っているものを指します。安価で匂いや癖が少なくあっさりしているためどんな料理にも合う油です。しかし、製造過程で高温処理されることにより、トランス脂肪酸という悪質な不飽和脂肪酸が生成されます。トランス脂肪酸は摂りすぎると善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やすため、アレルギーや心臓病の発症リスクを高めるため、摂取量や摂取方法には注意が必要です。

●グレープシードオイルの用途
熱に強く、酸化しにくく、癖もないので炒め油、揚げ油、生のまま食べものにかけるなど何にでも使えます。

オメガ9系脂肪酸に分類される食用油

オメガ9系脂肪酸の主成分はオレイン酸で、不飽和脂肪酸の中で最も酸化しにくいため、揚げ物にも向いており、ある程度の長期保存が可能です。

●オリーブオイルの用途
オリーブオイルには香りや風味が豊かな「バージンオリーブオイル(天然オイル)」と「精製オリーブオイル」、「ピュアオリーブオイル(精製オイル+バージンオイルの混合オイル」の3つに大きく分かれます。エクストラバージンオイルは高温で香りが抜けてしまうため、火を通さずサラダやバゲットなどに生で、それ以外は炒め油や揚げ油としても使うことができます。ピュアオリーブオイルは、高温でも煙が出にくく、パスタなどに向いています。値段も比較的安価ものが多いです。また、食用だけではなく化粧品や薬品にも使うことができます。髪の毛や肌の保湿に使うとしっとりします。

●菜種油の用途
熱に強く、酸化もしにくく、癖もないので、炒め油や揚げ油、生で食べものにかけて食べるなど何にでも使うことができます。また、低温圧搾のものでも、比較的低価格で購入できます。

●こめ油の用途
熱に強く、酸化しにくく、癖もないので炒め油、揚げ油、生のまま食べものにかけるなど何にでも使えます。特に揚げ物はからりとあがることで定評があります。