コーン油とは

コーン油とは、トウモロコシからコーンスターチ(でんぷん)を製造する際に分離する胚芽を原料とした油で、主に食用油として世界各地で利用されています。日本では、家庭用のサラダ油として使用され、揚げ物や炒め物などに使われます。その他、マーガリンやスナック菓子の製造にも使われています。日本はトウモロコシをアメリカから多く輸入していることもあり、遺伝子組み換えが気になる場合はきちんとチェックすることをおすすめします。遺伝子組み換えの作物には発がん率が上がるなど健康に危険を及ぼす可能性があります。

コーン油の特徴

トウモロコシならではの香ばしい風味があり、色は通常淡い黄色です。大豆油や菜種油と比べると、原料に対しての搾油量が少なく、値段も高めに設定されています。抗酸化作用のあるビタミンEやビタミンB群、ビタミンK、ミネラル、不飽和脂肪酸としてリノール酸やオレイン酸が豊富に含まれますが、ほかの植物油に比べてα-リノレン酸の含有量が少ないです。

コーン油の効果・効能

コーン油はリノール酸を多く含みます。リノール酸とは、身体に必要な必須脂肪酸で、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす効果がありますが、本来体内において多数の脂肪酸でバランスがとられるべきところを、過剰摂取によりリノール酸過多になることで、体内の脂肪酸バランスが崩れ、免疫力や血液の健康状態を保つ機能が正常でなくなります。その結果、善玉コレステロールが減ったり、アレルギーを引き起こしたり、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞を起こしたり、癌の発症率が上がると言われています。さらに、加熱すると神経毒に変化し、脳を委縮し、認知症やうつの原因にもなります。現代社会では摂取のし過ぎが問題となっていますし、コーン油を摂取する際は分量をよく注意してください。

●血中コレストロールの低下

コーン油に含まれる植物ステロールという天然成分には、体内に余分なコレステロールが吸収されるのを抑える働きがあります。また、血中コレステロール値を下げる作用もあり、動脈硬化などのリスクを減らします。

●皮膚疾患など身体の不調に効く

コーン油には、ビタミンAとEが豊富に含まれ、神経皮膚炎や小児の皮膚疾患、湿疹などに効果的に利用されています。他にも偏頭痛や喘息、花粉症にも効果があるという報告があります。

●肌や髪のアンチエイジングに

コーン油に含まれるオレイン酸は人の皮脂の主成分でもあり、保湿効果があり、肌内部の水分蒸発を防いで、たるみやシワを予防します。また、リノール酸には保湿だけでなく、抗炎症作用や肌を柔らかくする作用があるため、ふっくらとつややかな肌を導くことができます。他にも、ビタミンEの抗酸化作用によって、肌の活性酸素を除去し、肌のくすみなどを防ふぃ、アンチエイジング効果や美白効果も期待できます。特に質のよいコーン油(主に低温圧搾加工で絞られた油)には、肌や髪に柔軟性を与える効果があるため、直接塗って使用したり、クリームや洗顔料などの原料にも使用されます。

コーン油の使い方・食べ方

●ドレッシングとして

コーン油には抗酸化作用があるとはいえ、リノール酸を含む油は加熱調理に向かないため、料理に使用する際は、ドレッシング等の温めないものに利用するとよいです。