ヘルシーなオイルと一躍有名になり、日本でも日常的に使用されているオリーブオイルですが、その種類は数えきれないほどあり、一体どれを買えばよいか分からない、というからも多いのではないでしょうか。オリーブオイルはその製法によって風味や味、質までもが変わってしまう、非常に繊細なオイルです。今回は用途別にキッチンに用意しておくと便利な3つのオリーブオイルをご紹介します。

最高級のオリーブオイルをサラダに振りかけて

単一の農場(シングルエステート)で収穫したオリーブを冷間圧搾(コールドプレス)した一番搾りのオイルです。数あるオリーブオイルの中でも最高級のオイルで価格も500ミリリットルあたり1千~7千円とトップクラスです。価格が高い所以はその品質の良さにもありますが、製造に手間がかかり、しかもごく少量しか生産されないからです。通常はオリーブを栽培した人が自ら人の手で収穫し、搾油まで一貫して行います。最高級のシャンパンやワインと同様な質のものとなり、せっかくの品質が無駄になってしまいますので絶対に加熱料理には使わないようにしましょう。調味料としてサラダに注いで風味を味わったり、スープ、シチュー、などの鍋料理、パスタ・ポテトなどの温野菜の仕上げに使い、料理の熱で立ち上ってくる素晴らしい芳香を味わってみてください。

ブレンドされたエキストラヴァージン

日常的に飲まれるテーブルワインのような位置づけがこのブレンドもののエキストラヴァージンです。これらの商品は世界各産地のメーカーや協同組合からタンクで買い付けてブレンドしたものが多いようです。フィリッポ・ベリオ(FILIPPO BERIO)やベルト―リ(BERTOLLI)、カルボネール(CARBONELL)などのブランドでスーパーマーケットや食料品店でよく売られており、大手製油会社などが独自のブランドで販売しているものまであります。ブレンドの比率は各ブランドによって定められており、最高級のコールドプレス製法のエキストラヴァージンオイルと違い、その年のオリーブの出来によって味が左右されることがありません。量産可能な為、その価格もかなり安く、500ミリリットルあたり平均500~1000円ほどです。こうしたオイルの中にはずば抜けて品質が高く、大変良い買い物になるものもありますが、品質に改善の余地あるものも決して少なくありません。今のところブレンドもののエキストラヴァージンオイルで価値のあるものはスペイン産が多いようです。このオイルは
日常的に使うもので、レモンやビネガーを加えてサラダドレッシングにしたり、チキンや魚を焼くときに調味料としてふりかけるのもおすすめです。また、ハーブやスパイス、ニンニクなどを加えてマリネ用にするのも向いています。

ピュア・オリーブオイル

最後にご紹介するのは、「ピュア・オリーブオイル」と呼ばれるエクストラヴァージンオイルと精製オリーブオイルをミックスしたものです。エクストラヴァージンオイルに比べると品質的には劣りますが、揚げ物やマヨネーズの材料として重宝するのです。特にマヨネーズを作るときはエクストラヴァージンオイルではしつこくなってしまいます。「ピュア・オリーブオイル」で作り、少し味や風味が足りないと感じたらエクストラヴァージンオイルを足すようにしたら良いでしょう。

その種類によって味や使用用途が違ってくるオリーブオイル、正しく使い分けてその効能を十分に享受しましょう。