イタリアやスペイン、ギリシャなど地中海周辺で盛んに作られているオリーブオイルですが日本でも瀬戸内海の小豆島で栽培されているオリーブが有名です。輸入が多くみられる中、小豆島産のオリーブオイルが人気を博しているその理由に迫ります。

小豆島とオリーブ

小豆島オリーブの歴史が始まったのは昭和41年、当時の農商務省がオリーブの栽培を進めようと選んだのが鹿児島県と三重県、香川県でした。気候やそのほかの理由で鹿児島県と三重県ではうまく育たず、比較的うまく育ったのが香川県の小豆島でした。

実は小豆島はオリーブが多く栽培されているギリシャをはじめとする地中海の気候とよく似た温暖な気候でオリーブの栽培に適していたと言われています。

ここまでくるには気候の問題や東南アジアにしか存在しないオリーブの害虫の存在がありました。そんな問題を乗り越えて現在に至った小豆島のオリーブオイルは圧搾する機械の進化なども手伝って現在では世界中で愛されるブランドにまで成長しています。

小豆島オリーブオイルの特徴

大規模な農場では木をゆすってふるい落とすことが多いオリーブも、小豆島では紫紺色に完熟した実を1粒1粒摘みする農場が多くみられます。オリーブの実が傷付くことがないこの方法は実の酸化も遅らせることができます。葉や枝の混入もないので選別にも時間がかからず収穫後なるべく早い段階で搾油することが大切なオリーブオイ作りにとって手積みは大きなメリットがあります。

熱をかけない冷圧でゆっくりと搾油することで、オリーブの細胞中に含まれている成分を壊さずに最高に活かしたオリーブオイルをつくることが小豆島の自慢です。

小豆島のオリーブオイルの最大の魅力は天然のオレイン酸やリノール酸がバランスよく含まれているところです。消化吸収が良く、生のままで料理に使用するとオイルの特徴であるフレッシュな香りをそのまま楽しむ事ができます。もちろん炒めものの油として使っても香り豊かに仕上がります。
小豆島のオリーブオイルは最高級のオリーブオイルで、食用だけでなくスキンケアなどの化粧用やヘアケア用品としても幅広く利用されています。

小豆島のオリーブを使った特産物

オリーブからオイルを圧搾したあとの果実の残りを食べてのんびりとした小豆島の気候の素育った「オリーブ牛」はその肉のうまみと柔らかさが特徴です。オリーブに豊富に含まれるオレイン酸と抗酸化成分を生かした生育方法で、オレイン酸の効果で肉の旨味が増し、抗酸化成分によりヘルシーに、さらに徹底した品質へのこだわりが肉のやわらかさを生み出しています。

オリーブを収穫後、不要になったオリーブの葉を粉末にしたものを食べて育った「オリーブハマチ」も人気を集めています。オリーブの葉には、抗酸化作用の強いポリフェノールの一種「オレウロペイン」が豊富に含まれていて、そのオリーブの葉の粉末を添加したオリーブ粉末を食べたハマチを育てていくと、酸化・変色しにくい肉質に改善されることが分かりました。

そうして出荷されたオリーブハマチは、さっぱりとした味わいが特徴で、適度な歯ごたえと風味が魅力のハマチです。オリーブオイルと岩塩で食べる方法がおすすめです。