イタリアでオリーブオイルの産地や製造過程の偽造が行われていたというニュースがありました。私たちが直接確認できないところで偽造や質の悪いオリーブオイルが作られているという悲しい現実があります。偽造や質の悪いオリーブオイルを選ばないために、今回は安心安全なオリーブオイルについて知っておくとためになるポイントをご紹介します。

?オリーブオイルの値段

高ければ良い、安いのはダメと一概には言えませんが、オリーブの木1本から採れるオリーブオイルは20キログラムほどしかありません。その中でも酸度が0.8%以下で官能検査によって欠陥の無いと判断されたものがエキストラバージンオリーブオイルとなります。そんな貴重なオリーブオイルが安価なはずがないのです。

保存容器

オリーブオイルは熱や光に弱く劣化が早まってしまいます。透明なガラス瓶ではなく黒っぽい遮光瓶に入っているものを選ぶと良いでしょう。また、ペットボトルは酸素を通す性質があるので長期保存には向いていません。缶に入っているものも金属臭が移ってしまい欠陥の要因になってしまいます。最近ではオリーブオイル用にステンレス製のボトルが作られており、このボトルだと光による劣化を完全に防ぎ、蓋もしっかりとしまるので品質も長持ちします。

表示確認

国際基準のエキストラバージンオリーブオイルは酸度が0.8%以下となっています。表示に酸度が0.8%以下と表記されているのも1つの目安になります。しかし、悪質なものだと意図的に酸度が0.8%以下に処理しているものもあるので、あくまでも目安程度に考えてください。また、表示自体が偽装の場合があります。収穫時期、原産国、品種の明記されていないものは避けた方がいいです。その他にはオーガニック認証がついているものや、オリーブジャパン国際エキストラバージンオリーブオイルコンテストに入賞したオリーブオイルを購入するのも良いでしょう。

テイスティング

最後は自分を信じるしかありません。テイスティングの方法を覚えて、テイスティングしてから購入するのが1番かもしれません。

金属以外の小さなカップにオリーブオイルを入れ、片手は底に添え、もう片方の手でカップの口を覆います。ゆっくりと中のオリーブオイルを回し、手のぬくもりでオイルを温めます。すると温められたオリーブオイルから香りがしてきます。この時の香りがアーティチョークの蕾や茎、トマトの茎、葉の香り、刈ったばかりの草の香り、青リンゴや青いバナナの香り、ナスやレタスなどの野菜の香り、ミント、バジル、ローズマリーといったハーブの香りなど自然の香りがすれば品質の良いオリーブオイルです。ゴムの臭いやクレヨンのような臭いはしません。

オリーブオイルを口に含んで空気を吸い込み鼻から息を吐きます。これまで分からなかった風味や味がしてきます。口に含み喉を通る際にピリピリした刺激のあるものが質の良いオリーブオイルの証拠です。種類によって刺激の度合いは強弱ありますが、この刺激がないものは品質も良くありません。

偽装が懸念されるオリーブオイルも知識があれば本物の安全なオリーブオイルを購入することができます。ぜひ、参考にしてみてください。