健康志向の方々にとって、野菜だけでなく、口に入れるものは有機であって欲しいと思われている方が多いようです。
もちろん、有機だから必ず安全であり害悪は無いということは言い切れませんが、化学肥料などを極力抑えた有機の造られ方で生まれた食品には人気が集まります。さて、そんな有機食品ですが、オリーブオイルも例外ではありません。
オリーブオイルと一言でいってもその種類は多く、有機のエクストラヴァージンオイルだけでも多くの種類が揃っています。
そこで、今回はオリーブオイルのなかでも有機のものをチョイスして紹介しようと思っています。オリーブオイルだったら有機のものが良いと思われている方は確認してください。
有機JAS食品とは?
オリーブオイルに限らずですが、有機のものを見つける時の目安としては有機JAS食品があります。有機JAS食品は、認定されるための厳しい決まりを守った食品だけに与えられる、いわば称号のようなものです。
そのため、エクストラヴァージンオリーブオイルと記載してあるからといって、全てが自然のままで造られているものと限らないのです。例えば、フルタ・デ・ラ・ヴィーダという有名なオリーブオイルがありますが、こちらは有機エクストラヴァージンオリーブオイルとしっかりと記載されています。
アンダルシアというスペインでも有名なオリーブオイルの産地で造られたものとなっており、フルーティーな味わいが魅力とされています。
オヒブランカ種とピクアル種といった、とてもメジャーな品種でありますが、その味わいはオリーブオイルの有機らしく、バランスの取れたものとなっています。
オリーブオイルの有機の特徴
さて、有機JAS食品に選ばれているということですが、そもそもオリーブオイルの有機とはどういったものなのでしょうか。
例えば、有機栽培にはさまざまな種類があります。EUで認められているものにはさまざまな種類がありますが、化学肥料を全く与えないものや、極力少なくするものなど、それぞれに決まりがあります。
さらに、ポイントなのは精油方法です。ワインであれば、オーガニック農法で栽培されたブドウを収穫するだけでなく、醸造方法にも細かな規定が存在します。
それらをクリアした場合、はじめてラベルに有機の文字を使うことが許されるのです。そのため、オリーブオイルの有機に関しても、精油方法やボトリングに至るまでの厳しい検査が必要となるわけです。
憧れのオリーブオイル
有機栽培のオリーブで造られる、エクストラヴァージンオリーブオイルです。一度は使ってみたいオリーブオイルが、ラーレリエキストラバージン オリーブオイルというものです。
こちらは、有機栽培でアドレミッション種というオリーブを全て手づかみで収穫しています。さらに、驚きなのが24時間以内に搾りってオリーブオイルへと生まれ変わらせる製法となっています。
全てが厳しく管理されており、常に高品質でシンプルなオリーブオイルに仕上がっています。加熱するのではなく、生のままでいただくことが一番美味しいとされています。
色々な地域を試す
オリーブオイルの有機の場合、その土地の味わいを表現するようになります。そのため、産地によっての微妙な味わいの違いを楽しめます。ぜひ、さまざまなオリーブオイルを楽しみながら試してみてはいかがでしょうか。