オリーブオイルの原料となるオリーブ、その品種によって香りや味、風味が一つ一つ違ってきます。非常に多くの種類があり、現在世界で栽培されている品種は1300種と言われています。同じ国の中でもその地域によって栽培品種は様々、その地域の気候にあったものが育てられています。

スペインのオリーブオイル

スペインもオリーブオイルに関して世界有数の産地であることで知られています。スペインは乾燥地帯として有名であり、非常に暑い地域でもあります。

雨量も一部の地域を除いて少ないため、オリーブオイルを栽培するには最適な地域としても知られているのです。特にレリダ産のオリーブオイルが有名ですが、その他にもタラゴナやアルベキア、ヴェルディアなども有名です。イタリアと同様、オリーブオイルの生産量が世界1位になる年もあり、日本にも輸入されているのです。

スペインはオリーブ生産量世界一、約788万トンを生産しています。スペインの中でももっとも生産量の多いのは南部のアンダルシア地方で、国内生産の約80%がこの地域で作られていると言われています。また、オリーブオイルの生産に伴い、輸送業や輸出業も発達、食文化のみならず、経済の基盤にもなっています。栽培されているオリーブの種類は270種類以上と言われており、主要な品種はピクアル種(国内生産の約半分)、オヒブランカ種、コルニカブラ種です。

※ピクアル種…スペイン南部で多く栽培されている品種。絡み・苦味の強い青リンゴのような風味=イタリアの「モルコーナ種」にも近い風合いがあります。

※オヒブランカ種…寒暖の差が激しい地域でも育つ強い品種。白い葉、摘みたての緑の味わいに若い果実のような苦味、辛み、アーモンドのように後味に喉からは何抜ける香りがユリの花を思い浮かばせる風味があります。

※コルニカブラ種…実が角の形にみえることから「山羊の角」と名付けられました。オリーブの葉を思わせる風味、甘さと苦味、程よいからさがうまく調和した味わいがあります。

イタリアのオリーブオイル

オリーブオイルの本場といえば、イタリアを想像する人は多いでしょう。イタリア料理にもオリーブオイルはよく使用されていますし、オリーブオイルの生産量が世界一になる年もあります。トスカーナ州というキャンティクラッシコが有名な場所が特にオリーブオイルの有名な産地です。

しかし、イタリアは全土でオリーブオイルが造られているため、実際はトスカーナ州で造られているオリーブオイルはイタリア全体の2%程度です。オリーブの栽培には温暖な気候が適しているため、実際にはプーリア州やアラブリア州という場所がオリーブオイルの生産のほとんどを占めています。

また、シチリア島やカンパーニア州などもオリーブオイルの生産量が比較的多いことで知られています。ブレンド用のオリーブを造っている生産者もいれば、自らの名を入れた上質なオリーブオイルを造る生産者まで様々です。ワインと同様に、オリーブオイルも原産地呼称制度であるDOCが付けられているので、この表記のあるオリーブオイルがあれば安心して購入できます。

スペインが世界一のオリーブ生産国なのに対して、その輸出先はほとんどがイタリアです。そして、イタリアは世界一のオリーブオイル輸出国でもあります。スペインで生産されたオリーブオイルは、イタリアに輸出され、世界一の品質を保ちつつ世界中に輸出されていきます。最近ではワインと同じように単一品種のみで作られたオイルも増えています。

※フラントイオ種…主に中部で栽培されているオイル用品種。含油率も良く、地域適応性も高い為、アメリカやオーストラリアなどでも栽培されています。フルーツの香りのするスパイシーな風味です。

※レッチーノ種…トスカーナ地方原産でフルーツ香のあるまろやかな良質の品種です。ピクルスに使用されるのもこの品種が多いです。

※モライオロ種…やや小ぶりな丸みのある短楕円形の品種です。ポリフェノールの含有率が多いのが特徴です。

※コラティーナ種…イタリア南部で生産される品種です。収穫量が多く丸みを帯びた実が特徴です。

日本のオリーブオイル

日本で栽培されている品種は世界的にみてまだまだ少ないのですが、日本最大の産地である小豆島では約60品種が栽培されています。

※ミッション種…アメリカのカリフォルニア州で栽培されているスペイン系の品種です。含油率が高く、果肉は固めなのでオイルにも果実加工にも使用されます。

※マンザニロ種…スペイン原産の品種です。果実の含油率が低く、独特の辛味があるため加工品に利用されます。

※アザバ種…チリ原産の果実加工用品種です。近年日本で生産が始まったばかりの品種です。

※アルベキナ種…スペインの北部原産の品種です。さわやかでフルーティ、まろやかで甘い風味のオイルがとれます。

最高級のオリーブオイルになると、ラベルにオリーブの品種までもが記載されていることもあります。特にイタリア産にみられる傾向なのですが、最近ではワインと同様に単一品種で作られているオイルも増えてきました。オリーブの品種はオイルの風味に影響を与える一つの重要な要素です。深いオリーブオイルの世界が一つ開けたのではないでしょうか。

オリーブオイルが好きで料理によく使用する人も増えてきているようです。

オリーブオイルなのですが、一体どこで造られているのかご存知でしょうか。日本だと、小豆島のオリーブオイルが有名ですし、イタリア産のオリーブオイルというイメージも強いかもしれませんが、オリーブオイルはさまざまな国で造られているのです。ここではオリーブオイルが造られいてる産地についてを紹介していきましょう。

 

ギリシャのオリーブオイル

ギリシャもオリーブオイルの有名産地として有名です。ギリシャはオリーブオイル世界3位の生産量を誇っており、西側の丘陵地帯に特に畑が多いです。

また、ギリシャの周囲の島々でもオリーブオイルは生産されており、それをギリシャ本土へと運び消費量を多くしています。

カラマタという品種が特に有名で、ギリシャはオリーブオイルをブレンドして造ることが多いです。

しかし、マニという地域では単一のオリーブを使用した高級オリーブオイルが使用されており、世界でも最高峰に入る際高品質のオリーブオイルともいわれています。

オリーブオイルは国内産が新鮮

オリーブオイルは、冒頭でもお伝えした通り小豆島でも造られています。新鮮さを考えるのであれば、国内産も良いでしょう。ぜひ、さまざまな産地のオリーブオイルを試してみて、自分のお気に入りのオリーブオイル産地を見つけてみてください。