ごま油とは

ごま油はごまの種子を原料とする油です。油脂をとるのに使われた最初の植物のひとつと言われています。インダス文明やメソポタミア文明でも、すでに栽培されていました。日本では、えごま油の代替原料のひとつとして古くからごま油も製造され、灯火用や髪油としても使われていました。

ごま油の特徴

ごま油には大きく分けて3種類あります。まず日本でよく見かけるのは「白ごま油」で、白ごまを焙煎したものから製造され、茶褐色で独特のほのかな香味を持っています。時間をかけて焙煎したごま油ほど、色が濃く、濃厚な香りになります。黒ごまは白ごまと比べて油分が少なく外皮が硬いため、ごま油の原料として使われることは珍しいですが、これを「黒ごま油」と言い、よりごまの香りが強のが特徴です。白ごま油と黒ごま油はごまの焙煎の強弱で風味が変化し、様々な料理に使い分けることができます。最後に、「太白ごま油(生絞りごま油)」は、生のままのごまを絞り、精製しており、透明で、すっきりとした味わいです。ごま油の製造には圧搾法と溶媒抽出法が用いられますが、ごまは油の原料となる作物の中でも油分が多く、圧搾法でも比較的効率よく油が採れるため溶媒抽出法はあまりポピュラーではありません。酸化しにくく、長期保存も可能な油です。

ごま油の効果、効能

●肝機能を高める
ごま油に含まれるセサミンには、肝臓の活性酸素を取り除く働きがあり、肝臓を守り、肝機能を高める効果があります。また、セサミンは白ごま油により多く含まれますが、過剰摂取すると肥満の原因にもなるので注意が必要です。

●がん予防に
ごま油に含まれるセレンは活性酸素の抑制や、がんのリスクを減らす効果が期待できます。
ビタミンEと一緒に摂取すると効果を高めることができます。

●お酒の前に
ごま油はアルコールが分解される途中でつくられるアセトアルデヒドの生成をおさえる働きがあるので、悪酔いや二日酔いを防ぐ効果があります。

●美容に
ごま油にはビタミンEが含まれるため、血液の循環を促し、冷え性や肩こりの改善に効果があります。また、抗酸化作用によるシミやシワなどの肌トラブルを防ぎ、アンチエイジングんも効果があります。肌への浸透力や肌を柔らかくする働きに優れています。また、抗酸化作用の強いごま油は、皮脂が原因の抜け毛や白髪にも効果的です。

ごま油の使い方、食べ方

●料理に
天ぷらなどの揚げ油や炒め油だけでなく、料理の仕上げに香り付けとして有効です。中華料理や韓国料理でもよくつかわれています。

●生食に
サラダにドレッシングとして使うことができます。

●スキンケア・ヘアケアに
抜け毛や白髪にも効果のあるごま油ですが、香りの薄い太白ごま油を使った頭皮マッサージが効果的です。マッサージすることにより、毛穴をきれいにし、皮脂分泌バランスを整えることができます。また、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダでは、かつてから白ごま油は代謝や免疫力を高めるとして、オイルマッサージにも使われています。

●うがいに
太白ごま油うがいは、歯周病や口臭予防、ホワイトニングに効果的です。口内の細菌を殺菌する働きがあります。しかし好転反応が見られる場合もあるので、様子を見ながら無理のない範囲で行いましょう。