サフラワー油(紅花油)とは

サフラワー油(紅花油)は紅花の種子を原料とする油です。西南アジアが原産で、古くから主に染料や薬用に使われてきました。1950年代にはアメリカで大々的に生産されるようになりましたが、それらは塗料などの工業用として使われており、食用油として使われ始めたのは1960年代になります。日本では1958年にサラダ油として販売され始めました。サンフラワー油(ひまわり油)と間違いやすいため、注意が必要です。

サフラワー油(紅花油)の特徴

少量だと悪玉コレステロール値を減らすことができ、身体にいいですが、過剰摂取による身体への悪影響が心配されるリノール酸が多く含まれています。リノール酸を摂取し続けると、逆に悪玉コレステロールを増やし、中性脂肪の増加、血液がドロドロになるなどし、最終的にはアレルギーや動脈硬化、認知症、うつなどの発症率が高くなってしまいます。その危険性もあってかこの15年で、一番供給率の下がった油となっています。しかし、紅花油にはハイリノール種とハイオレイック種と呼ばれる大きく2種類があり、ハイオレイック種であればリノール酸の含有量を各段に抑えることができるので、紅花油を買う時には、念頭に入れているとよいです。ハイオレイック種に多く含まれるのはオレイン酸とビタミンEで、オレイン酸には善玉コレステロールを減らさず、悪玉コレステロールのみを減らす作用が、ビタミンEには抗酸化作用があります。さらには、油の製造方法として、溶剤抽出法や圧搾製法ではなく、低温圧搾製法だと、薬剤を使うことなく、栄養素が破壊されることもないため、なおよいでしょう。やや黄色っぽく、くせのないさっぱりとした風味で、値段は100g100円程度と一般的なサラダ油と比較するとやや高価です。キク科アレルギーの方は摂取に気を付けましょう。

サフラワー油(紅花油)の効果、効能

●お腹をはじめ身体の不調に
ハイオレイック種の紅花油に多く含まれるオレイン酸には血液をさらさらにし、内臓脂肪を溜まりにくくする効果もあります。オレイン酸だけでなく、紅花の色素やカルコンと呼ばれる成分には、胃酸過多や便秘改善など、お腹の調子を整える働きがあります。

●身体の冷えに
紅花油の原料である紅花にはビタミンEが含まれており、毛細血管を広げ、血行を促し、体を温める作用があります。そのため、冷え性や生理痛、肩こりの緩和や動脈硬化を予防する効果が期待されます。

●アンチエイジングに
紅花油には抗酸化作用のあるビタミンEが含まれているため、しわやしみ・そばかすを予防し、美肌に効果的です。

サフラワー油(紅花油)の使い方、食べ方

●炒めものや揚げ油に
ハイオレイック種の紅花油は酸化しづらく、安心して加熱調理に使うことができ、揚げ物はからりと仕上がります。また、胃酸の分泌をコントロールする働きもあるため、胸やけや胃もたれも予防することができます。

●生食に
そのままサラダにドレッシングとしてかけて食べたり、マリネに使うことができます。

●焼き菓子に
くせのない油のため、お菓子に使っても大丈夫です。

●化粧品に
直接肌に塗りこんでもよいですし、石けんの材料に使うと使いやすいです。さらっとしていて保湿やしみ・そばかすの予防に向いています。