ココアバターとは

ココアバターとは、カカオ豆の脂肪分で、主にカカオリカーを圧搾して製造され、副産物としてココアパウダーも精製されます。カカオ豆そのものは渋く、苦味があり、無臭ですが、その後長時間の発酵と乾燥により、ココア本来の味と香りに変化します。主にチョコレートを中心とする菓子や薬品、軟膏、滑らかな素地や甘い芳香、皮膚を軟化させる効果を活かして、石鹸やローションなどのスキンケア製品の原料として使われます。中央・南アメリカが原産で、貨幣として使われてきた歴史もあります。現在は、熱帯地方や湿気の多い所に植生しています。

ココアバターの特徴

ココアバターは基本的には薄黄色(クリーム色)で、未脱臭のものは独特の匂いがあります。脱臭処理を行ったものは白色で無味、無臭に近くなります。天然の酸化防止剤を含み、安定した性質で、2-5年は常温のまま固体保存が可能で、体温で液体化します。

ココアバターの効果、効能

●美容に
ココアバターには皮膚を柔らかくする作用があり、角質を落としやすくし、ニキビや吹き出物の予防ができます。また、保湿効果にも優れており、成分として30%以上含まれるオレイン酸が皮脂の蒸発を防ぎ、乾燥を予防します。他にも、パルミチン酸には皮膚の代謝を正常に保つ働きがあり、シワの予防にも効果があります。ビタミンEには日焼け止め効果もあり、一石二鳥以上の効果が期待できます。消えない傷跡や虫さされ、ニキビ跡、妊娠腺など肌に沈着してしまった跡を薄くする効果もあります。

●ダイエットに
ココアバターの主成分であるステアリン酸は、低カロリーで体内に吸収されにくく、体脂肪として蓄えられにくい性質があります。血中のコレステロール値を下げる働きもあるため、太りにくい食材といえます。また、ココアバターに含まれるオレイン酸には、糖質が脂肪になるのを防いだり、食欲減退効果があるため、ダイエットに向いています。しかし、あくまでココアバターは脂肪分であるので、摂取しすぎには注意が必要です。

●ヘアダメージに
カラーリングやカラーによる乾燥や枝毛などの傷みに効果が期待できます。ヘアケアに使うことで、髪を保湿し、まとまりやすい髪質に変わっていきます。

●リラックス効果
ココアバターはカカオ特有の香りがほんのりし、それが心地よいと感じられる場合、リラックス効果が期待できます。

●他にも
ストレス軽減や目の下のクマの解消にも効果的です。ムダ毛処理の際に肌に塗っておくと、肌を傷つける心配がなくなります。

ココアバターの使い方、食べ方

●スキンケアに
石けんの材料に使うと硬くなり、水で溶けにくく泡立ちが悪くなるため、他の材料と合わせて使うとよいです。少量混ぜることにより、硬さや安定性を持たせることができ、冬の乾燥した時期におすすめです。ボディクリームや、唇の荒れが気になる方にはリップクリームとしても使えます。

●ヘアケアに
髪に直接塗布するには、ココアバターと天然オイルとを混ぜ合わせたオリジナルココアバターオイルが使い勝手がよいです。髪に向いているのはホホバオイルやオリーブオイル、アーモンドオイルなどです。お風呂上りなどに数滴髪につけると髪がまとまりやすくなります。