アーモンド油とは

アーモンド油はアーモンドの種子を原料とする油で扁桃(へんとう)油とも呼ばれます。食用よりもマッサージやクリームとして保湿に使ったり、ヘアケアに使うことが多いです。その歴史は古く、古代ギリシャからトリートメントオイルとして使われており、中世のイギリスでは、食用だけでなくガンの治療薬としても用いられていたそうです。

アーモンド油の特徴

アーモンド油は無色から淡黄色をしており、ほんのり甘いアーモンドの香りが特徴ですが、中には無臭のものもあります。アレルギーを発症する可能性があるので、かゆみなどが生じたら注意が必要です。抽出は溶剤抽出法や圧搾法が用いられますが、低温圧搾法で絞られたものの方が栄養分もそのままに、酸化も少なく済みます。開封後は腐敗しやすいため、冷蔵庫で保存し、早めに使い切るとよいです。また、スイートアーモンド油やビターアーモンド油など種類があり、ビターアーモンド油にはやや毒性があります。

アーモンド油の効果、効能

●普段のスキンケアに
アーモンド油は、植物油の中でも最もビタミンEを含んでおり、保湿効果が抜群です。皮膚を柔らかくし、水分や栄養分を肌の中に閉じ込める効果があるため、化粧品の原料によく使われています。他にも、シミの原因となるメラニン細胞を作るメラノサイトの育成を抑制する効果と、紫外線に当たった時にメラニンを黒くするチロシナーゼのいう酵素の働きを抑制する効果があります。アーモンド油は低刺激で使いやすいため、赤ちゃんや敏感肌の方も安心して使うことができます。アレルギー症状が出る場合があるため、パッチテストは必ず行ってください。

●日焼けなど皮膚トラブルに
アーモンド油には、日焼けをした肌の炎症を抑える効果があります。日焼けだけでなく、皮膚の乾燥を緩和するため、湿疹や乾癬、皮膚炎などからくるかゆみを抑止し、皮膚炎など肌の炎症全般に消炎作用を発揮します。

●髪のダメージに
アーモンド油には、発毛を妨げる頭皮の表面にある古い細胞を取り除く働きがあります。更に、アーモンド油に含まれるマグネシウムは血流をよくするので、発毛促進にも効果的と言われています。浸透性もあるので、髪の毛内部にまで有効成分を届けられます。髪の毛表面にも皮膜を作るので、外からのダメージや乾燥から髪の毛を守ります。

アーモンド油の使い方、食べ方

●スキンケアに
アーモンド油は保湿効果が高く、乾燥肌や敏感肌に向いています。肌を柔軟にし、水分の保持効果に優れているので、クリームや乳液などの材料に使われており、美白効果も期待できます。直接塗ってマッサージなどに使うのもおすすめです。吸収性は他の油に比べて遅く、ゆっくりと浸透していきますが、表皮のさらに下にある、真皮まで作用すると言われているため、ゆっくり時間をかけてマッサージをする際に向いています。特に日焼け後の夜に、肌に適量塗布し、軽くマッサージをすると日焼けを鎮静化させてくれます。このときに、ラベンダーをはじめとする、消炎作用のあるエッセンシャルオイルと一緒に使用すると、更なる相乗効果が期待できます。

●ヘアケアに
適量を手に取りまんべんなく髪に直接つけることで乾燥して広がってしまうまとまりのない髪がしっとりつややかにまとまります。他にも、シャンプーやコンディショナーに混ぜて使うこともできます。