オリーブオイルが日常的に使われるようになった日本ですが、オリーブオイルスプレッドはまだ耳馴染みがない食材かもしれません。実はオリーブオイルスプレッドにはオリーブオイルの欠点をしのぐ素晴らしいメリットがありました。ぜひ使ってみたくなるオリーブオイルスプレッドについて詳しくご紹介します。

オリーブオイルスプレッドとは

スプレッド(Spread)とは日本語に訳すと「広がる・広げる」といった意味になります。また、パンなどに塗って広げて食べることから「塗り物」といった意味も含んでいます。チーズスプレッドやチョコレートスプレッドがそれに当たります。

オリーブオイルは通常リキッド(液状)ですが、国際オリーブ協議会の厳しい基準をクリアした上質なエキストラバージンオリーブオイルを特殊な加工によりペースト状に凝固することにより味や香りはそのまま加工したのがオリーブオイルスプレッドと呼ばれます。
スプレッド状にしたことによってマーガリンやバターの代わりにパンに塗ったり、もちろん加熱すると溶けるので炒めもの用の油としても使用できます。

トランス脂肪酸やコレステロールを含まない

トランス脂肪酸は摂取量が多いと健康に害を及ぼすとして取りすぎに注意すべき脂肪酸です。取り過ぎると血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が増えて、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が減ることが要因です。マーガリンやショートニングなどの植物油に多く含まれており、近年では食生活の欧米化に伴い日本でも取り過ぎに注意したい成分のひとつとして挙げられています。

マーガリンやショートニングは常温で液状の油に水素添加を施して製造されるため、その際にトランス脂肪酸が発生してしまいます。

しかしこのオリーブオイルスプレッドは水素添加や加熱処理をしない特別な製法で作られているため、トランス脂肪酸を一切含みません。また、肥満にも影響するコレステロール値も0%の為、健康を気にする方にぴったりな油と言えます。

酸化しにくい

オリーブオイルは絞って時間がたつほどに酸化してしまいます。紫外線カットのビンに入っていて暗い所に保管しても、ビンに空間ができるにつれて酸化してしまいます。なるべく絞りたてを酸化が進まないうちに使うことが理想ですが、なかなかそうもいきません。
その点オリーブオイルスプレッドは水分と空気を含まないようにスプレッド化することにより、液状のオリーブオイルよりもさらに長期間酸化を遅らせることができ、新鮮さを保つことができます。

使いやすいスプレッドタイプ

オリーブオイルは常温で液状ですが、そのままだとパンなど生地への練り込みに使用する場合は練り込みづらく作業性が悪くなってしまいます。その点スプレッド状は計量もしやすく練り込みに最適です。

マーガリンのトランス脂肪酸やバターのカロリーが気になる方はオリーブオイルスプレッドに置き換えることでトーストにも格段に塗りやすくなります。

もちろん温めると通常のオリーブオイルのようなリキッド状に戻るのでフライパンでいためものをしたりするときにも使うことができるので使う用途によって変化する理想的なオリーブオイルと言えます。