ヒマワリ油とは

ヒマワリ油はヒマワリの種子を原料とする油で、別名サンフラワー油と言います。主に食用油として用いられます。ヒマワリ種子の主な産地は東ヨーロッパ諸国やアルゼンチン、アメリカ、中国、インドなどです。16世紀にアメリカからヨーロッパに持ち込まれ、18世紀頃から油をとるための栽培が始まっています。かつては第二次世界大戦中、マイナス30度以下でも凍結しない潤滑油として使われていました。現在では、炒め油や揚げ油、ドレッシングなどの生食をはじめ、マヨネーズやマーガリンなど加工品の原料として、また、穀類やナッツ類などの表面保護やクッキーなどのコーティング、煎餅などのつや出しなどに使われることもあります。近年では、バイオディーゼル用燃料としての研究も進められています。

ヒマワリ油の特徴

ヒマワリ油はナッツ特有の香ばしい香りがありますが、くせがなく幅広く料理に使うことができます。また、種類は2種類あり、リノール酸の含有量が多い従来種と、オレイン酸の含有量が多い品種改良種(ハイオレイック種)があります。従来種は特に酸化しやすいので取り扱いに気を付ける必要があります。製造方法はかつては圧搾法が用いられていましたが、近年では効率化を優先し有機溶媒を用いた製造方法が主流になっています。本来ならば低温圧搾法で作られた油が質がよくおすすめです。ヒマワリ油は高温にすると毒性を発する恐れがあるため注意が必要です。他にもオーガニックのヒマワリ油もあります。

ヒマワリ油の効果、効能

●生活習慣病の予防に
ヒマワリ油に含まれるリノール酸は、動脈硬化や高血圧のもととなる悪玉コレステロール値を減少させる働きがあり、オレイン酸にはコレステロール値を下げる作用があります。過剰摂取すると肥満や免疫力低下、アトピー、花粉症、心臓病、がんを発症してしまう可能性もあるため十分な注意が必要ですが、少量であれば身体に有効に働きます。

●アンチエイジングに
ヒマワリ油に豊富に含まれるビタミンEには活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があるため、細胞の老化を防ぎ、美肌などに効果的です。なお、ビタミンCを含む食材を一緒に摂取すると、より効果が出ます。血行を促進させる働きもあるため、冷え性や肩こりの改善にも有効です。

●ヘアケアに
ヒマワリ油に含まれるリノール酸には皮膚のバリア機能を高め、頭皮のトラブルを予防する効果が、オレイン酸には皮脂の分泌を正常化する働きがあります。

ヒマワリ油の使い方、食べ方

●生食に
サラダのドレッシングやマリネなど加熱をせずに使うことに向いています。

●炒め油に
くせが少ないため、炒め油に最適です。酸化しやすく、高温に弱いので揚げ物にはあまり向きません。

●スキンケアに
品種改良種は、べたつきがなく低刺激のため、敏感肌にも向いており、石けんづくりにぴったりです。石けんにした際に、他のオイルの浸透力を高める効果もあります。ひまわり油にはビタミンやカリウムも豊富に含まれているため、石けんとして使用するだけでなく、直接肌に塗布したり、マッサージに使うことで固くなった肌に効果を発揮します。

●ヘアケアに
乾いた髪に適量を手に取ってつけることで、ヘアオイルとして使うことができます。髪の栄養分や水分を閉じ込め、ダメージから守ります。