イタリアやスペインなど、オリーブの生産が盛んな地中海地方の人々はオリーブオイルをただの食用油としてではなく、薬として考えて認識している部分もあります。それはオリーブオイルに含まれる成分が生活習慣病の予防や便秘解消といった体の不調に有効に働いてくれる効果があるからです。ダイエットや食事療法として取り扱われている地中海式食事法にも、毎日摂る食材の中にオリーブオイルが含まれています。オリーブオイルはどんな効果があるのでしょうか。

オリーブオイルを飲む

オリーブの実からしぼって作られているオリーブオイルはフレッシュで、そのままオリーブオイルを飲むこともできます。飲むといっても大さじ1杯ほどですがオリーブオイルを飲むことによって、悪玉コレステロールを減少させたり、小腸からのカルシウムや鉄やマグネシウムといった栄養素の吸収を助け、食事中の中性脂肪の吸収を抑えたり、抗酸化作用によって過酸化脂質をつくりにくくします。また、腸内にも働きかけ腸の運動を促進して便通を良くし、腸内フローラを整える手助けをしてくれます。このように便秘解消や動脈硬化や血圧を下げたりと、健康の維持に役立つ成分がたくさん含まれています。

ダイエットにも効果的とされていますが、オリーブオイルには脳の視床下部にある満腹中枢を刺激して、食欲を抑えてくれる働きがあります。なので、食事の前にオリーブオイルを摂ることによって満腹中枢を刺激し、食事の量を減らせるというわけです。

オリーブオイルを塗る

スキンケアやヘアケアのためにオリーブオイルを塗る方もいらっしゃいます。オリーブオイルは肌の油分に馴染みやすく、クレンジングに使用することで毛穴に詰まった汚れをきれいに落としてくれます。もた、オリーブオイルでスキンケアを行うことで、かさつきや肌荒れを抑える保湿効果や、抗酸化成分によってシミを予防し、老化防止にも有効です。

肌に使用する際にはつけすぎに気をつけましょう。オリーブオイルはニキビの原因となるアクネ菌の餌になってしまいます。炎症を起こしていたり化膿している部分には使用を控えたほうがよいでしょう。クレンジング後はしっかりと洗い流すことが大切です。

オリーブオイルは髪に使用すると、キューティクルを改善し、つるつるサラサラの元気な髪にしてくれます。また、肌と同様に保湿効果や老化防止にも効果があります。

スキンケアやヘアケアの際に使用するオリーブオイルはお風呂場に放置しないようにしましょう。オリーブオイルは高温や水分によって劣化が早まります。毎回使用する分だけを持ち込むようにしましょう。

摂取量は守りましょう

副作用のない薬、オリーブオイルは健康にも美容にも効果的に働いてくれますが、いくら身体によいといっても摂りすぎは禁物です。多くとっても効果が倍増するわけではありません。気持ちが悪くなったり、カロリーオーバーになってしまいます。オリーブオイルは1日に大さじ1,2杯が適量とされています。朝、夕で大さじ1杯ずつ飲んでいらっしゃる方は食事中のオイルを調節するなどして、うまく取り入れてください。体質によっては血圧や血糖を下げすぎてしまうことがあります。療養中の方は医師に相談の上使用された方がよいでしょう。