オリーブオイルと一口に言ってもその種類はなんと500種類ほどあります。健康志向が高まる中で我が家の食卓にもオリーブオイルを取り入れたいとお考えの方も、すでに使用されていらっしゃる方も、オリーブオイルの味について知る事で使い分けることができるようになると、もっと料理が楽しくなるなるかもしれません。

味の決め手は「辛み」と「苦み」

オリーブオイルの味といわれてもピンとこないかもしれませんが、実はオリーブオイルにはそれぞれのオイルによって辛味と苦味という2つが主な味になっています。この辛みと苦みの成分はポリフェノール、オレオカンタール、オレウロペインといった成分によるもので、オリーブの品種や、産地、収穫時期や搾油方法で含有量が変わってきます。

また、同じ品種でも産地が違ったり、天候によっても味が変わってくるそうで、まさにワインのように繊細なのです。そのため、ワインのソムリエのようにオリーブオイルにもカタドールと呼ばれるオリーブオイルの品質を見極める方々がいます。そのカタドールが評価する場合には香り、辛み、苦み、甘み、青み、その他の香りを評価するそうです。

オリーブオイルは大きく分けて3タイプ

オリーブオイルは辛みと苦みの強さを基準にして強い順にストロング(インテンス)タイプ、ミディアムタイプ、ライトタイプの3つに分けることができます。

オリーブオイルはサラダ油のようにオイルとして使用するだけではなく、日本でいう?油や味噌のような調味料と同じように使用し、食材や料理の種類に合わせて使い分けることができます。香りや味が強い料理にはストロングタイプ、淡白なものにはライトタイプというように使い分けると相乗効果でお互いの味をより引き出してくれます。

食材と産地からオリーブオイルの味を楽しむ

数あるオリーブオイルの中から料理に合ったオリーブオイルを選ぶのは難しく感じてしまうかもしれませんが、実はとっても簡単です。料理に使用する食材で選びます。たとえば魚介類がメインなら海の近くの土地で収穫されたもの、肉類がメインなら内陸部で収穫されたオリーブオイルを使用するということです。このような楽しみ方もオリーブオイルならではだと思います。

また、オリーブオイル自体に香りと味わいがあるので調味料として使用できますし、オイルが香りを吸収する性質を利用してハーブ等を漬け込んでフレーバーオイルとして使用することもできます。

世界のオリーブオイルの使い方

オリーブオイルと聞いてイタリアを思い浮かべる方もいらっしゃるかと思います。イタリアではトスカーナでは辛みが強く、シチリアではフルーティといった地域によって様々な味を楽しむことができます。そのため、オイルの辛みをいかしたタリアータや、マイルドなオイルを使ったバーニャカウダ、フルーティなオイルでマリネといったバリエーション豊かな料理が楽しめます。

次にスペインですが、実は世界で1番オリーブが収穫されています。スペイン料理を知ればオリーブオイルの味をいかした料理の基礎が分かるといわれるほど。そんなスペインではオリーブオイルをふんだんに使用したアヒージョや、フルーティなオイルを使ったアリオリソースがあります。

最後にフランスです。南フランスはオリーブ栽培の北限といわれており、料理にもオリーブオイルが使われています。香りの高いオイルを使用したタラトゥイユやタプナードという郷土料理があります。

調味料として楽しむ

家庭に調理用のオイルとして1種類だったオリーブオイルだったかっもしれませんが、産地や種類によって使い分けることによって、オイルとしてだけではなく、調味料として楽しむことが出来ます。ぜひ、たくさんのオリーブオイルの味を試して、お気に入りをみつけてみてください。