生活習慣病の予防やダイエットに効果的といわれるオリーブオイルですが、実は便秘の解消にも効果的な成分が含まれているのをご存知ですか。オリーブオイルの産地では天然の下剤ともいわれているほど便秘に有効的に働いてくれる成分が含まれています。便秘に悩んでいるみなさんも、オリーブオイルの飲み方や飲むタイミングが分かれば、便秘ともサヨナラできる日も近いかもしれません。

便秘解消のメカニズム

オリーブオイルが便秘解消に効果的だといわれるのにはオリーブオイルに含まれているオレイン酸、ビタミンE、そして不溶性食物繊維が含まれているからです。

オレイン酸は小腸で消化吸収されにくい脂肪酸で、摂取された多くのオレイン酸は老廃物とともに腸管内を移動していきます。この時、潤滑油として働き、老廃物の通りを良くしてくれる働きがあります。

自律神経は緊張やストレスによって活発に働き腸の運動を低下させてしまいます。そこでビタミンEは自律神経に作用して腸の運動を促す効果があります。また、緊張やストレスで冷えてしまった腸を末梢血管を広げることによって血行を良くし、温めてくれる作用もあります。

食物繊維には水溶性と不溶性があります。その中でオリーブオイルに含まれている不溶性食物繊維は消化吸収されにくい性質を持っており、また、水分を保つ働きがあります。そのため便に必要な水分を逃さず、潤いのある排便しやすい便を作ることができます。また、腸内で発酵して分解されると腸内細菌の餌となり、腸内細菌を増やす手助けをしてくれることから、腸内フローラを整える効果もあります。

便秘解消のポイント

ただ単にオリーブオイルを摂れば便秘解消になるのかというと、そうではありません。便秘を解消するためにはオリーブオイルを摂るタイミングや量があります。

オリーブオイルを摂るおすすめのタイミングは朝か夜寝る前が効果的です。なぜこのタイミングかというと、朝は空腹で栄養素も吸収されやすい状態になっています。この時にオリーブオイルを摂れば、腸の働きを促し、食事からの栄養素を吸収するのを助ける働きのあるシトステロールも効果的に働いてくれるからです。また、夜寝る前に摂ることで眠っているあいだに腸内環境を整えて、翌朝スッキリと排便できるように準備してくれる働きがあります。

オリーブオイルの量ですが、好きなだけというわけではなく、エキストラバージンオイル大さじ1、2杯が適量とされています。少なすぎては効果が出ないし、多すぎても効果が倍増するわけではありません。むしろカロリーオーバーになってしまいます。

他の食品と一緒に摂る

オリーブオイル単体で撮るよりも、脂溶性ビタミンを多く含む食品や、身体を温めてくれる食品、乳酸菌の含まれている食品と一緒に摂ることでさらに便秘解消に効果があります。

脂溶性ビタミンが多い食品としてはサバ、いわし、チーズ、納豆、キャベツ、トマト。身体を温めてくれる食品はゴボウやニンジンといった根菜類、りんご、カボチャなどです。

食生活の見直しも大切

いくらオリーブオイルを摂っていても、肝心の食生活が乱れていてはなかなか解消につながりません。まずは、食生活を見直してから、オリーブオイルにとりかかると良いかもしれません。