アンティノーリ(ANTINORI)というと、キャンティワインやトスカーナワインなどで有名な名門ワインメーカー社ですが、最高級のエクストラヴァージンオイルの生産でも高い評価を得ています。

ワイナリーで作られるオリーブオイル

アンティノ‐リ家の歴史は非常に古く、はるか600年以上も昔から伝統を守りつつも革新的な改革を続け、農園を営んできました。フィレンツェの中心にあるキャンティ地方に広がる数多くの農園を所有し、そこでとれたオリーブやぶどうからオリーブオイルとワインを生産しています。農園の中には15世紀に建設されたアンティノ‐リ邸宅もあり、ワイナリーツアーなども敢行されるほど、観光地としても人気のスポットとなっています。オリーブ農園は主に3つに分けられており、中でも一番の面積を誇るのはペッポリ農園です。ペッポリ農園内のオリーブ畑の面積は326エーカーにも渡り、フラントイオ、レッチーノ、モライオーノなどの各品種が栽培されています。ペッポリ農園ではオリーブの実を振動収穫期を使用してネットに振り落とし、遠心分離法という比較的新しい技術を使って採油しており、一つの農園内でとれたオリーブから作られたオイル、すなわち「シングルエステート」オイルとして販売されます。これが、最高級オイル「ペッポリ(PEPPOLI)」です。
また、ペッポリ農園以外にはバディア・パッシニャーノ農園とサンタ・クリスチーナ農園でもオリーブを栽培しており、ペッポリ農園のオリーブと合わせてブレンドされて作られたオイルは「ラウデミオ(LAUDEMIO)」のラベルがつけられます。このオイルはサンタ・クリスチーナ農園内にある採油場で石臼を使用した伝統的な製法で粉砕されて製造されます。

・ペッポリオイル(PEPPOLI)

なめらかさやエレガントさが持ち味です。香りは青草を思わせ、スイバヤクレソン、ルッコラなどを混ぜ合わせたような複雑な風味を持ちます。辛味は強いものの、香ばいナッツの味が残ります。

・ラウデミオオイル(LAUDEMIO)

フレッシュさが持ち味のオイルです。みずみずしい青草を思わせ、ナッツ風味でこしょうのような刺激がありますが、後味は甘い余韻が残ります。

アンティノ‐リ・パンツァネッラ・サラダ

最後にフィレンツェにあるアンティノーリ社直営酒場のオリジナルレシピです。余ったバゲットをかりっと焼きあげてざっくりと野菜と混ぜ合わせた、食感の違いを楽しむサラダです。アンティノ‐リ製のワインと合わせていただきたい一品です。
【材料】
・残りもののバゲット 8切れ程
・トマト 4個
・レッドオニオン 小1個 ※薄くスライスしておく。
・バジル(フレッシュ) 1枚 ※刻んでおく
・ロメインレタス、ルッコラ、ベビーリーフ適量
(調味料)
・赤ワインビネガー 大さじ2
・エクストラヴァージンオイル 大さじ6
【作り方】
バゲットをさいの目に切り、エクストラヴァージンオイル(分量外)をかけて8分ほどオーブンで焼き、あら熱を取ります。
トマトは乱切りに、レッドオニオンは薄切りに、ロメインレタスは手でちぎって、焼いて冷ましておいたバゲットとともに混ぜ合わせます。調味料のエクストラヴァージンオイルと赤ワインビネガーをさっと混ぜてそっとあえ、10~15分ほど置いてなじませてからいただきます。