地中海地方ではオリーブオイルを調味料としても使用しています。それはオリーブオイルには独特の辛味と苦味、それから香りがあります。この特徴は日本の調味料でいうところの醤油のように種類や産地、収穫時期や搾油方法によって様々な味が楽しめます。

オリーブオイルのタイプ

オリーブオイルには大きく分けてライト・フルーティ・オリーブオイル、ミディアム・フルーティ・オリーブオイル、インテンス(ストロング)・フルーティ・オリーブオイルの3つのタイプがあります。ライトからインテンスに向かうほど辛味と苦味が強くなっていきます。

この3つにはそれぞれ適した料理があります。基本は香りや味が濃い料理にはインテンスタイプ、淡白で香りの薄いものにはライトタイプが合います。

なのでライトタイプはサラダや蒸した魚や白身魚、お刺身や豆腐といったシンプルなものに合わせると素材の味を引き出してくれます。インテンスタイプにはグリルした肉や野菜、香りの強いチーズ、シチューなどに合います。ミディアムタイプは中間にあり、パスタやスープの仕上げに使用することで料理にコクをだし、一段とおいしくなります。

サラダにオリーブオイル

サラダは生の野菜を多く使います。エキストラバージンオイルも搾油したままのピュアなオリーブオイルなので、相性は抜群です。お気に入りのオリーブオイルをまわしかけ、塩とビネガーで味を調えるのが基本です。

イタリアやスペインではサラダの味つけはテーブルの上で行うのが普通です。食べる直前にオリーブオイルをかけることにより、オリーブオイルの豊かな香りや味が飛んでしまう前に、おいしくいただくことができます。

スープやお味噌汁にオリーブオイル

日本料理で汁物にオイルを加えるものはあまり見かけません。しかし、スープやお味噌汁にオリーブオイルを調味料のようにして加えることにより、素材に一体感をもたらし、コクのある仕上がりになります。

冷製スープではオリーブオイルの苦味と辛味を感じ、熱々のスープではオリーブオイルの香りを楽しむという感覚でスープに合わせてオリーブオイルの種類を変えてみると、一層スープとオリーブオイルの一体感が楽しめます。

パスタ・リゾットにオリーブオイル

パスタやリゾットには食べる直前にオリーブオイルを加え、香りやアクセントをつけるようにします。トマトベースや魚介類を使用したものにはトマトに似た香りのオリーブオイルを、貝類をふんだんに使用しているものにはライトからミディアムのものを、苦味を持つものやチーズを加えるものにはインテンスタイプのオリーブオイルを使用するとそれぞれの特徴を引き出してくれます。

食材とオリーブオイルの産地

メインに使用する食材によってオリーブオイルの産地にもこだわってみましょう。魚介類の料理には海沿いでできたオリーブオイル、肉類を使用する場合は陸地で採れたオリーブオイルを使うことで、料理に一体感をだし、相乗効果よっておいしさもUPします。また、イタリア産はかろやか、スペイン産は芳醇なフルーティさが特徴になっているようです。好みのオリーブオイルをいくつか見つけて調味料のように使い分けると、料理が一段と楽しくなります。